第6条:地味な服装が、逆に目立つことも
ブラジル人は、年をとっても、太っていても、肌を出すことや明るい色を身につけることにあまり抵抗はないようです。日本人女性の、お腹周りや二の腕をカバーする地味な色の重ね着は、遠くから見ても「あ、日本人が来た!」と分かります。また、男性は逆に、若い日本人男性が細身のパンツやジャケットを身につけるのに比べ、現地の男性は、かなりゆるゆるのスタイルが中心。自分の服が、周りとぜんぜん違う!と気が付いたら、現地でお土産も兼ねて調達してみては?第7条:人と話す時も、荷物のことを忘れない
荷物は常に意識して
日本人には、熱心にしゃべりかけてくる人をなかなか無視できない優しい方が多いように思います。特にポルトガル語ができないと、身振り手振りなんかでコミュニケーションを取ることに夢中で、荷物のことを忘れてしまったり……。ご注意下さい。
第8条:高級ブランドのショッピングバッグを持って道を歩かない
ホテルを出た時は狙われにくい格好でも、いつのまにか、大きなショッピングバッグを下げて歩いていたのでは、意味がありません。買い物に出かけた帰りは、車で移動した方がいいですよ。第9条:街を走る時は、車輛の窓を閉める
ブラジル(特にサンパウロ)のタクシーは、窓ガラスを遮光にしたものが多く、窓を閉めればほとんど中が見えません。 何も言わないと窓を開け、風を入れて走るタクシーも多いですが、外から車内(日本人グループ)は見えない方が無難です。特に頻繁に巻き込まれる渋滞時は、暑い上に危ない。最初にエアコンがあるか確認して、エアコンを付けてもらうようにしましょう。「Tem ar (condicionado)? (テン・アー(コンディショナード)?/エアコン付き?)」
「Ligue ar (condicionado), por favor(リギ・アー(コンディショナード)・ポル・ファヴォル/エアコンをつけて下さい)」
第10条:観光客の行かない場所へ外国人だけで行かない!
これは、日本人に限ったことではないですが、最後にやっぱり入れておきます。ブラジルの危ない場所は、本当に危ないです。旅慣れしている人でも、腕に覚えのある男性同士でも、多少ポルトガル語をかじっていたとしても、妙な冒険心をおこして潜り込まない様にしたいもの。行きたい場所があるならば、ツアーガイドでも友人でも、現地に詳しい行き慣れている人に同行してもらうようにしましょう。番外編:邦人を狙った連続強盗事件について
2017年1月以降、サンパウロ市リベルダージ区に所在する大手旅行代理店で両替を行った邦人が強盗被害にあう事案が連続して発生しています。これまでに9件の被害が確認されていて、被害者が亡くなるケースも発生しました。いずれも、この旅行代理店での両替後、バイクに乗った犯人に接近され、銃器で脅されています。(参照:外務省海外安全ホームページ「サンパウロ(ブラジル):邦人連続強盗事件発生に伴う注意喚起(新規)」)できれば、基本はクレジットカードで支払い、大金を持ち歩かないこと。現金が必要な場合も、両替を避け、市内のショッピングセンターやスーパーのような建物内、もしくは大勢が利用する銀行内にあるATMから現金を引き出すようにした方が無難です。
楽しいご旅行を!