単なるオークションサイト運営業者から新生eBayとして再成長

eコマース革命の波に乗るeBayに大注目!

eコマース革命の波に乗るeBayに大注目!

1995年シリコンバレーで創業されたeBayは、オンラインオークションのパイオニア企業として注目され、その株価は2000年代前半に目覚まし上昇を遂げました。その頃、多くのアメリカ人がeBayを利用しだして安く物を買う新たな方法を知り、一種の流行り言葉のようになっていました。しかし、その後、多くの競合が出てくると2000年代中盤から同社に対する注目度も薄れ、アメリカの平均的なeコマース業者よりも成長率が劣る企業になってしまいました。

しかし現在、改めて同社の業績の推移をみると、同社は単なるオークションサイト運営業者から新生eBayとして再成長している姿が見えます。そして株価には一貫した上昇トレンドが見られ、直近1年間の株価パフォーマンスもS&P500を大幅に上回るだけでなく、Google(GOOG)やAmazon(AMZN)などの大手ネット企業のほか、同業の新興株、メルカドリブロ(MELI)などよりも良い状況です。

eコマース革命の波に乗る

では、同社がどうしてそこまで目覚ましい成長を遂げられているかいうと、世界的に進展するスマートフォン(スマホ)革命に上手く乗って業績を拡大させているのです。eBayは今起きている大変化を「コマース革命」と呼んでいます。スマホやタブレットの登場で消費者のショッピングに対する行動は著しく変わっており、それは次の数年間により速い速度で人々の商習慣を変えていくと言われます。

この変化はeBayにとってチャンスです。同社にはeBayというブランド力の強いマーケットプレイスを持つほか、PayPal(ペイパル)というオンラインショッピングの支払いに欠かせない決済機能会社を持っています。これが何より大きな強みですが、これらが互いに強い相乗効果を出しながら、今の経営陣もこの3年間にうまく会社をリードしてきました。今後、モバイル化がより一層進むとともにグローバル化、特に新興国でのネットショッピング体験は急速に増えていくものと思われます。

ネットショッピングの規模は急成長していますが、それでもまだ一般ショッピング市場規模の10分の1です。今後さらにネットショッピングが一般のショッピング市場を侵食していくはずです。その中でeBayの経営陣は明確な戦略を持っています。それはモバイル市場を捉えることと、すでに上手くやっているアメリカでの成長を維持しながら、新たに新興国市場を開拓していくことです。

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