歯科医院で行う歯のホワイトニングとは
歯科医院で行うホワイトニング選びのポイント
最近、ヘアサロンやネイルサロン、もしくはエステサロン等で歯のホワイトニングが安く行える等の話を耳にすることがありますが、値段が安くても、歯のホワイトニングは強い薬剤を使用しますので、医学的な知識の裏付けのない施術は非常に危険です。また、歯科医院以外で歯のホワイトニングの施術が行われることは危険なだけでなく、法律にも違反します。
きちんとした歯科医院で、ドクターの適切な指導の下、行われることが大切です。
今回の記事では、歯科医院内でのホワイトニングの方法と値段についてご紹介します。
歯科医院によって様々な施術方法や機材がありますが、患者の視点から確認出来る、歯科医院選びのポイントをいくつかご説明します。
歯科医院を選ぶ6つのポイント
1.しっかりとしたデータをとり、かつ、治療の流れに合わせて初診時のデータを確認する作業がされていること。具体的には2つあります。
1つ目は、歯科用のデジタルカメラによる口腔内撮影。
これは、ホワイトニング後に一時的な歯の白濁や透明感の変化が表れることがあり、その時に比較対象として確認するデータになります。
もう1つは、ホワイトニング用の明度測定機器による複数部位の明度の測定。
これは治療中・治療後の効果を確認し、治療内容を調整するための重要なデータになります。
2.ホワイトニングの前に十分なクリーニングがされていること。
具体的には、高圧で微粒子と水を歯に噴射し、歯表面に付着しているステイン等の汚れを除去した上でホワイトニング治療に入ることが大切です。
例えば、タバコのヤニや着色が歯の表面に残った状態でホワイトニングジェルを塗っても、歯の内部の黄ばみ部分に直接ホワイトニングジェルが作用しないので、十分なホワイトニング効果が得られません。
普段目に見えない汚れまで完全に落としてからホワイトニングを行うことで、ホワイトニングの効果を最大限得ることが出来ます。
3.歯ぐきに保護剤を塗布すること。
歯と歯ぐきの境目ぎりぎりのところに、歯ぐきの保護剤を塗布します。
ホワイトニング剤が直接歯ぐきに付着すると、歯ぐきが白く焼けたような状態になり、一時的に痛みを伴います。
歯ぐきの保護剤はそうしたことを防ぐだけでなく、歯と歯ぐきの境目ぎりぎりの部分にまでホワイトニングジェルを塗ることにより、歯の一番色の濃い部分のホワイトニング効果を上げるために必ず必要です。
次のページでは、4から6までのポイントをご紹介します。