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今、新たな熱さが!昭和とは違う平成プロレス事情(2ページ目)

「昔、夜8時にテレビでやっていたプロレスは見ていたけど、今は見ないなあ」という声をかなり聞く。確かにゴールデンタイムで放映されていた70年代~80年代の昭和プロレスは熱かった。しかし、今のプロレスだって昔に負けない熱さを持っている。馬場・猪木時代の『夜8時のプロレス』から価値観が変わり、エンターテインメント的な進化を遂げた『平成プロレス』とは。

小佐野 景浩

執筆者:小佐野 景浩

プロレスガイド

多い選択肢!自分に合うプロレスが見つかるはず

かつては「ジャイアント馬場のアメリカンスタイルか、アントニオ猪木のストロングスタイルか!?」と大別された日本のプロレスも今は多種多様。メキシコ伝統のルチャ・リブレ、格闘技系もあれば、デスマッチもります。そして笑えるプロレスも……。

大日本プロレスでは蛍光灯を使ったデスマッチが大人気ですが、残酷性を売り物にしているわけではありません。極限の試合に身体と命を張って一生懸命に闘う選手たちのピュアな姿、精神に心打たれるファンが多く、女性客も多いのです。また馬場の遺伝子も猪木の遺伝子も持たない団体DDTは斬新なストーリー展開、徹底的に作り込んだ『文化系プロレス』で新たなファンを開拓しています。

そして老舗・新日本プロレスの現在のトップ、IWGPヘビー級王者は“レインメーカー”オカダ・カズチカ。もはやアントニオ猪木は歴史上の人物です。藤波辰爾や長州力ばかりか武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也の闘魂三銃士、その下の第三世代、それよりさらに下の中邑真輔&棚橋弘至をも通り過ぎて1987年11月8日生まれの25歳の若者がエースに君臨しているのです。

今、時代は大きく動いています。だからこそ今のプロレスをぜひ見てほしいと思います。会場に足を運んで体感してください。そこには表面上のスタイルこそ違っても昔と変わらない闘いがあります。レスラーの魂があります。そして今流のライブならではのショー的な楽しさもあります。選択肢が多いですから必ず自分の好み、感性に合うプロレスに出会えるでしょう。
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