カーテンレールがグラグラ揺れる……自分で修理する方法はあるの?
たった1ヵ所のカーテンレールがグラグラする……。それだけで、業者を呼んで修理してもらうのは、億劫になってしまうもの。一念発起してリフォーム会社に電話をしても、「金額については施工してみないと分からない」なんて言われては、尻込みしてしまいますよね?カーテンレールのグラつきを放置しておくのは不安なものですが、実はこの不具合、自分でも修理できるものなのです!
カーテンに関するよくあるトラブルの中から、今回は、「木枠に取り付けられたカーテンレールのグラつきを修理する方法・取り付け方」を、まとめて解説していきます。
<目次>
カーテンレールの一番多いグラつきの原因は「ネジの緩み」
長めのドライバー
レース用カーテンレールとドレープ用カーテンレールの2本の奥にあるビスまで届くためには、10cm以上ある長めのドライバーが必要になります。
ネジが緩んでグラグラする場合は、まず長めのドライバーで、レールの奥にあるネジをしっかり締めてみましょう。それでグラつきが直ればOKです!
しかし、ネジを締めてもクルクル回ってしまい、締まった手ごたえが得られない場合があります。これは、ネジ穴が大きすぎることが原因でカーテンレールのグラつきが発生している状態なので、ネジ穴自体の補修が必要になります。
では早速、「ネジ穴の補修方法」について解説していきましょう。
STEP1 道具をそろえる
用意するもの
割り箸、かなづち、カッターナイフ、木工用ボンド、新しいネジ、ネジ回しまたは電動ドリル、(ネジ穴がつぶれてしまっている場合は輪ゴム)
STEP2 カーテンレールをブラケットごと外す
カーテンレールのぐらつきを直すために外す場合は、ブラケットとレールがセットされたままの状態で外します。カーテンレールは2m近くあるものが多いので、外す際には一人ではなく片側を押さえてくれる人がいると安心です。どうしても一人で行う場合は、最後のブラケットを外す際に、落下させないように注意して行いましょう。
カーテンレールを止めているネジの頭が『+』の形ではなくなってしまっているなど穴が潰れてドライバーが回らない場合、ドライバーとネジの間に「輪ゴム」を挟んで力を込めてゆっくりと回し、ネジが回る状態にして外していきます。
STEP3 割り箸を削って詰め固め、穴を小さくする
木枠からカーテンレールを外したら、さっそく修理開始です。木枠にこれまでビスが刺さっていた位置の、大きすぎる穴を狭くします。割り箸を2センチ程度に削る
穴が半分くらいになるように、穴の1/2弱の太さのものを詰めます。次に細かく小さいもので、穴全体を埋めます。
(この時、ゆるすぎると抜けまてしまうので、ギュッと詰めるのがポイントです)
差し込んだらかなづちで叩く
少しはみ出した部分は、カッターを左右に動かし、枠から切り落としましょう。
穴を割り箸でふさぎ、ボンドを差した状態
STEP4 カーテンレールとブラケット金具を分解する=ブラケットだけを戻す
ブラケットのみを取り付けた状態
最後にネジをギュッと締める際、慣れない姿勢になりがち、かつ大きな力が必要なので、気を付けて理のない範囲で作業を行ってください。
一体型レール
カーテンレールとブラケットが外せない一体型タイプもあるので、ご自宅のレールをよくチェックしてください。
今までカーテンレールのグラついていた原因が「大きすぎたネジ穴」であった場合、この修理方法で解決できるはずです。
STEP5 カーテンレールをブラケットに戻す
レールを戻した状態
スイスイとスムーズに動くカーテンレールは快適そのもの。これで朝晩スッキリした気持ちで、カーテンの開け閉めができますね!
いかがでしたか?「カーテンレールのグラグラを自分で修理する方法・取り付け方」を解説しました。自宅のカーテンレールの不具合が気になる方は、是非試してみてくださいね。
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