ブラインド等のひもが首に

2014年のブラインドやカーテン部品メーカーの新作展示会で共通していたのは、「セーフティ」という言葉。

2013年に東京都生活文化局より「ブラインドやカーテンのひもに気を付けて」という注意喚起がだされ、2014年2月には、その安全対策について提言がだされています。実際にお子さんが昇降のためのひもの部分を首をひっかけて事故につながった事例の報告もありました。

ブラインドやカーテンのひもに気を付けて(東京都生活文化局)

ガイドもお客様と打ち合わせをしていて、「小さい子どもがいるのでひもは危険じゃない?」という質問が多くなったと感じます。海外では、早くからブラインド類の危険性が指摘され、ひもを使わないで昇降させるブラインドやシェードが販売されていて、日本も数年前から販売しています。

カーテン・ブラインド

手で上下開閉するシェード。ヒモがないのですっきり。(画像:キューセント)

こちらは、「Lucenthome」(ルーセントホーム)の「シェル・シェード/トップ・オープンシステム」といったシェードで手で開閉することができます。ひもがないので、見た目もすっきりし、安全性も高い製品となっています。

「シェル・シェード/トップ・オープンシステム」の詳細はこちらから

ブラインド等のひもは外れる・まとめる

ブラインドやシェード、ロールスクリーンなどには昇降操作するための操作コードやボールチェーンなどのひも類が付属していて、それらが思わぬ事故を招く恐れがあります。
そのため、日本のメーカーも、以前から安全には十分配慮をし、危険を回避するためにジョイント部分が外れる、ひもをまとめるといった工夫をしています。

カーテン・ブラインド

ある程度の荷重がかかるとジョイント部分が外れるようになっている(画像:TOSO)

カーテン・ブラインド

コード類をまとめるクリップで子どもの手の届きにくいところにまとめて。(画像:TOSO)

上はTOSOの取り組みですが、営業の方の話によるとクリップを同梱しても、残念なことに、お客様が使われていないこともあるそうです。使う前には必ず各部品の使い方などを確認し、事故にならないように、正しい使い方をしてください。

代表的なメーカーの取り組みは下記からご参照ください。
タチカワブラインドの取り組みはこちら
TOSOの取り組みはこちら
ニチベイの取り組みはこちら

カーテンも安全に
タッセル&タッセル金具

カーテンも、カーテンをまとめるタッセルはひも状のため安全性を気をつけたい部分です。2014年の展示会では、カーテンのタッセルやタッセル金具を工夫してr安全性に配慮した製品が発表となりました。
カーテン・ブラインド

ボンボンの部分がマグネットになっているので、さっと外れ操作がしやすい。デザインは一種類のみ。(画像:タチカワブラインド)

こちらは、タチカワブラインドが発表したマグネットを使ったタッセルです。タッセルのボンボンの部分がマグネットで接着しているので、一定の荷重がかかるとマグネット部分が外れます。壁面のタッセル金具にループ部分を引っかけて使います。この形だと、カーテンの手前で開閉できるので誰にでも扱いやすくなっているのもいいですね。

カーテン・ブラインド

荷重がかかると設置用の金具部分とタッセルが外れるようになっている。

上のタッセル金具はTOSOが発表したもの。タッセルに強い荷重がかかるとタッセル金具自体がぽろりと外れるようになっています。樹脂性ですが色合いを木に似せてあり、見栄えも悪くありません。

いかがでしたか。安全であるべき自宅で不慮の事故にあわないためにも、カーテンやブラインドを選んだり、設置する際にも「セーフティ」という視点も忘れずに。ひもだけでなく、レールが落ちるなどの事故もあります。ブラインドやカーテン類は、遊ぶための道具ではありません。ヒモにぶらさがったり、カーテンをよじ登ったりしないように、家庭内でも子どもに注意を促すことも大切です。

【関連サイト】
タチカワブラインド
TOSO
ニチベイ
ルーセントホーム

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