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山手地区の通学路に防犯カメラ設置(2ページ目)

各自治体では安心・安全な街づくりを進めています。今回は市川市の防犯カメラネットワークや横浜山手地区通学路の防犯カメラの話題、放課後の子どもたちの安全な居場所づくりの話題を紹介します。

執筆者:山下 和之

4月から渋谷区の「放課後クラブ」19時まで延長

各自治体では放課後の子どもたちの安全な居場所づくりを進めている
各自治体では放課後の子どもたちの安全な居場所づくりを進めている
文部科学省と厚生労働省による放課後対策事業「放課後子どもプラン」のもと、各自治体では放課後の子どもたちに安全な居場所づくりを進めています。

渋谷区では全20校の区立小学校において「放課後クラブ」を開設しています。保護者の就労を問わず全ての児童が対象となり、自分の通学している学校で放課後を安全に過ごすことを目指しています。地域人材(サポーター)の支援や協力により、学習活動をはじめスポーツ活動、文化活動のプログラムが実施され、地域の人と一緒に囲碁や将棋を楽しむ子どもたちの姿もみられるなど、異なる世代の人との交流の場となっています。

保護者が家にいる児童も17時まで学校で過ごすことができるので、子どもたちにとっては放課後に安心して過ごせる場所となっています。保護者が働いていて家に不在の児童は平日は18時まで、土日や祝日も利用できます(日曜、祝日は10校のみで開設)。土日に仕事で家を空ける保護者にとっては心強いでしょう。

原則として1年生と17時以降に帰宅する児童は保護者の迎えが必要なので、フルタイムで働く保護者の中には18時の迎えに間に合わないというケースも発生しています。この点をふまえ、渋谷区は4月1日から保護者が就労している低学年の児童を対象に月曜~金曜の利用時間を19時まで延長することを決めました。

関連リンク
渋谷区ホームページ
放課後子どもプラン連携推進室

大崎広小路に東急電鉄系の学童保育施設オープン

各自治体の学童保育は対象学年が小3までで、利用時間は八王子市のように19時半まで延長可能な自治体もありますが、最長18時までというところがほとんどです。ライフスタイルが多様化し、従来の学童保育では不十分だと考える保護者のニーズから民間の学童保育施設が増えています。

東急電鉄の子会社が4月1日、品川区大崎の東急池上線大崎広小路駅近くに民間学童保育施設「キッズベースキャンプ五反田・大崎」をオープンします。この大崎・五反田エリアでは大規模な再開発が進み、タワーマンションやオフィスビルが増加。このエリアに学童保育施設を望む声が高まっていました。

「キッズベースキャンプ五反田・大崎」の対象学年は小1~小6までで、利用時間は最長22時まで延長が可能です。送迎サービス、食事の提供のほか、遊びや体験を通して学べる、さまざまなプログラムを用意するなど民間ならではの特色を打ち出しています。働きながら子育てをする保護者の支援はもちろん、安心して働ける環境をつくることで価値を高め、人口を増やしたい狙いもあるようです。

関連リンク
キッズベースキャンプ

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