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横浜市内に大型商業施設が次々とオープン(2ページ目)

神奈川では横浜駅近くのヨコハマポートサイド地区や桜木町駅前のみなとみらい21地区など、横浜市を中心に大型商業施設開業が相次ぎます。商業施設の充実は入居後の生活利便性を左右する要素のひとつといえそうです。

執筆者:山下 和之

「湘南C-X」に県内3番目のパスポートセンター設置予定

ファミリー向け大型マンションの供給が活発な藤沢市、茅ヶ崎市。湘南エリアは海を身近に感じられる住環境が魅力
ファミリー向け大型マンションの供給が活発な藤沢市、茅ヶ崎市。湘南エリアは海を身近に感じられる住環境が魅力
藤沢市のJR東海道線辻堂駅北口の関東特殊製鋼跡地を中心とした約25haの土地で進められている都市再生事業「湘南C-X(シークロス)」は、商業施設を中心とした複合都市機能ゾーン、高度先端医療を備えた総合病院を配した医療・健康増進ゾーンなど4つのゾーンに分けて開発が進められています。進出した企業の本社・研究所が活動を開始したことから2009年5月に一部まちびらきが行われ、2011年度のグランドオープンを目指して現在も進行中です。開発に合わせて、2007年度から辻堂駅の改良事業も進められています。駅舎の改良、自由通路拡幅、ホームの拡幅工事がなされ、2011年には再開発エリアの玄関口にふさわしい新しい駅へと生まれ変わります。

その「湘南C-X」内の複合都市機能ゾーンA-1街区の中核施設(2011年秋完成予定)に、県内3ヵ所目となるパスポートセンターの設置が検討されています。県内のパスポートセンターは県が運営する横浜市中区山下町の本所と厚木市中町の県中央支所の2ヵ所しかしかなく、湘南エリアの住民にとっては不便を感じてきた実態があります。そこで、藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町で構成される法定協議会では、県からパスポート発給業務の権限を譲り受け、2市1町の住民の交通利便性が高い「湘南C-X」に2012年をめどにパスポートセンターを開設し、住民サービスの向上を図りたい考えです。

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藤沢市HP

ハイブリッド車のカーシェアリングを導入したマンション誕生

車を持つと車両価格代のほかに、ガソリン代、駐車場代、税金などの高い維持費が必要になります。また、環境問題への関心の高まりから、カーシェアリングの動きが全国的に広がっています。カーシェアリングとは1台の車を複数の会員が共同で利用する自動車の新しい利用形態で、レンタカーと違い、雨の日の買い物にちょっと利用したい、子どもの送迎だけに利用したいという短時間利用が可能です。

神奈川県では国土交通省と合同で、藤沢市や厚木市で2001年から2004年まで、2人乗り電気自動車を使った「エコ・パークランド実験」を行うなど、他の自治体に先駆けてカーシェアリングに取り組んできました。自治体のほか、民間企業によるカーシェアリングの取り組みも広がっており、分譲マンションなどの集合住宅への導入も進んでいます。

マンション供給が活発な藤沢エリアにもカーシェアリングを導入したマンションが2010年8月誕生します。JR東海道線・小田急江ノ島線藤沢駅から徒歩6分の「BELISTA藤沢」(47戸)で、車両はハイブリット車ホンダのインサイトを採用する予定です。

マンションにカーシェアリングを導入するメリットとしては、住民の車の保有台数の減少を促し、駐車場に充てていた土地を緑地や公園などに利用できる点が挙げられます。また、居住者同士で同じ車を共有することでマンション内のコミュニティの活性化にも繋がるようで、今後ますます増えていくのではないでしょうか。

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BELISTA藤沢公式HP
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