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横浜市内に大型商業施設が次々とオープン

神奈川では横浜駅近くのヨコハマポートサイド地区や桜木町駅前のみなとみらい21地区など、横浜市を中心に大型商業施設開業が相次ぎます。商業施設の充実は入居後の生活利便性を左右する要素のひとつといえそうです。

執筆者:山下 和之

神奈川エリアでは横浜駅近くのヨコハマポートサイド地区や桜木町駅前のみなとみらい21地区など、横浜市を中心に大型商業施設の開業が相次ぎます。商業施設の充実は入居後の生活利便性を左右する要素のひとつといえそうです。

子育てファミリーを意識した商業施設
「横浜ベイクォーターANNEX」3月オープン

横浜駅の北東に位置する神奈川区のヨコハマポートサイド地区。かつては、首都高速や国道、川によって周囲と分断され、倉庫や工場が建ち並ぶエリアでした。街路にオブジェを配したり、工事現場のフェンスを利用して作品を発表するなど「アート&デザインの街」をコンセプトに再開発が進められ、現在はオフィスビルや高層マンションが建ち並ぶ新しい街へと変貌を遂げています。

このヨコハマポートサイド地区に新たな商業施設「横浜ベイクォーターANNEX」が2010年3月19日(金)にオープンする予定です。場所は2006年に開業した商業施設「横浜ベイクォーター」の隣接地で、昨年12月に完成した地上31階地下2階のオフィスタワー「横浜ダイヤビルディング」の3階から6階までの4フロアになります。

5階と6階部分の約2,380 m2には手芸用品・ホビー雑貨の「ユザワヤ」がキーテナントとして出店するほか、英国ベビー用品ブランド「MACLAREN(マクラーレン)」、父親も一緒に育児を楽しめるグッズを取り揃えた「DAD-WAY(ダッドウェイ)」など23店舗が入店します。女性はもちろん、最近話題のイクメン(育児を楽しむ男性)を意識した店舗構成になっているようです。

ヨコハマポートサイド地区は、横浜駅きた東口から2009年12月に完成した歩道橋「ベイクォーターウォーク」を利用することで、ターミナル駅である横浜駅からより近くなりました。横浜駅周辺にはデパートや商業施設が充実しており、「横浜ベイクォーターANNEX」の開業で選択肢が増え、用途に応じて店選びができそうです。ヨコハマポートサイド地区は、交通利便性、生活利便性の優れたエリアであると同時に、海が身近に感じられる生活環境から「住んでみたい街」として人気が高まっており、注目したいエリアです。

関連リンク
横浜ベイクォーターHP

桜木町駅前に大型複合施設「TOCみなとみらい」が誕生

横浜駅からJR京浜東北線・根岸線で1駅のJR桜木町駅前でも大型複合施設「TOCみなとみらい」が3月19日(金)に開業します。

「TOCみなとみらい」は、中区桜木町1丁目(みなとみらい21地区28街区)に位置し、地上19階地下1階建てで、店舗、オフィス、ホテル、駐車場などから成る複合施設です。施設内には13のスクリーンを持つシネマコンプレックス、幅40mのパノラマウィンドウを備えたフィットネスクラブや、ホテルなどが入居します。施設内の核となるのが、建物の地下1階から7階、総施設面積の4割を占めるショッピングタウン「コレットマーレ」です。同ショッピング施設には、ラフォーレ原宿に続き国内2店舗目となるイギリス発のファッションブランド「TOPSHOP/TOPMAN(トップショップ/トップマン)」、LA発のセレクトショップ「kitson(キットソン)」といったファッション・雑貨店ほか、飲食店やスイーツショプ、ビューティ系サロンなど127店舗が入ります。「コレットマーレ」の3階には、胃腸内科、心療内科、歯科、皮膚科、眼科が入る医療モールも入居する予定で、生活する上であらゆるシーンに対応できる施設になりそうです。

関連リンク
コレットマーレHP
TOCビルHP

鶴見駅の駅ビル建て替えで
2013年新駅ビル完成へ

建物の老朽化により建て直しが決定したJR鶴見駅の駅ビル「カミン」。新駅ビルは2013年に完成する見込み
建物の老朽化により建て直しが決定したJR鶴見駅の駅ビル「カミン」。新駅ビルは2013年に完成する見込み
横浜市鶴見区のJR鶴見駅東口の駅ビル「カミン」は、建物の老朽化を理由に2008年3月に閉館し、建物はそのままになっていました。来月からビルの解体工事が行われ、2013年度中に新しい駅ビルとして生まれ変わる予定です。新しい駅ビルは、地上6階地下1階建てで、総床面積は約1万7,000 m2の計画となっています。

駅ビルの隣接エリアでは、「シークレイン」と名付けられた大規模な再開発事業が2011年度の完成に向けて進行中です。ホテルや商業施設、鶴見区文化センター(仮称)、保育園、高層分譲マンションからなる再開発ビルが、2010年9月に完成する予定です。この再開発ビルの住居部分である「ロイヤルタワー横濱鶴見」(総戸数301戸)は現在、第2期の販売が行われています。

JR東日本は周辺の再開発事業と連動し、駅ビルの建て替えを進めることにより、地域の活性化につなげたいようです。

関連リンク
JR東日本公式HP
ロイヤルタワー横濱鶴見公式HP
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