「神の泉」として崇められる忍野八海
きれいな水とマイナスイオンに癒されたいと思ったら、迷わずに山梨県忍野村にある忍野八海へ向かいましょう。忍野八海へは、鉄道なら新宿からJR中央線・富士急行線・バスを乗り継いで約3時間、自動車なら東名高速・中央自動車道のどちらを使っても渋滞を考慮しなければ約2時間で到着できます。
忍野村には、もともと宇津湖という湖がありましたが、平安時代のはじめに富士山が大噴火を起こし、その時に流れ出た溶岩流により忍野八海と山中湖に分かれたそうです。
そうしてできあがった忍野八海は、富士山から湧き出る8つの湧水池(出口池・御釜池・底抜池・銚子池・湧池・濁池・鏡池・菖蒲池)からなり、淡い藍色のブルーと明るいエメラルドグリーンの光のグラデーションを交差させながら神秘的に輝き、昔から「神の泉」として崇められていました。
忍野八海に湧く水は、富士山の雪解け水が、地下の溶岩の間で20年もの歳月をかけて濾過された水で、その水質の良さと水量の豊富さから全国名水百選にも指定されています。
忍野八海を取り巻くように、お土産店や食事処がたくさんあります。食事処では、きれいな湧水を活かした手打ちそばやお豆腐、そして岩魚や鮎などの川魚が人気です。
また、忍野八海から湧き出た水を集めて流れる清流ではフィッシングや川遊びも楽しめます。
■忍野八海 (おしのはっかい)
住所:山梨県南都留郡忍野村忍草
電話:0555-84-4222 (忍野村観光協会)
URL:http://www.oshino.jp/ (忍野村観光協会)
アクセス:富士急行線富士山駅からバス約25分
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