関東最強の縁結びの神様
「大宮氷川神社」
大宮は関東各地に分布する氷川神社の総本社で、創建は孝昭天皇3年(紀元前473年)にまで遡ります。大宮の地名の由来は、氷川神社の「大いなる宮居」によるもの。もともとこの一帯が海の侵食によってできた巨大な湖沼(見沼)で、氷川神社は見沼の水神を祀ったことから始まったといわれています。
また横浜の山下公園に係留されている氷川丸の船名の由来も、なんと大宮氷川神社。“北太平洋の女王”と称された優秀船、氷川丸は、昭和5年4月の竣工から昭和35年に至る戦前・戦後を通じ、北太平洋を238回横断し、延べ2万5千人余もの乗客を運ひました。氷川丸の長きに亘る航行の安全と無事は、ここ氷川神社によって守られていたのです。操舵室には氷川神社御分霊の神棚が祀られています。
主祭神の大己貴命(おおなむちのみこと)は、縁結びで有名な島根県の出雲大社の御祭神である大国主命(おおくにぬしのみこと)の別名。すなわち、同一人物。氷川神社は関東で最強の縁結びの神様というわけです。
■大宮氷川神社
・住所:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407
・アクセス:東京からのアクセス: JR山手線「上野」駅からJR東北本線「大宮」駅下車、徒歩10分