成田新高速鉄道2010年の開業に向けて進行中
2010年開業の成田新高速鉄道を走行する新型スカイライナー(京成電鉄ニュースリリースより) |
同鉄道は京成本線、北総線(北総鉄道、千葉ニュータウン鉄道)、成田高速鉄道アクセス線、成田空港高速鉄道線と複数路線を経由し、都心と成田空港を30分台で結ぶというものです。京成高砂駅から印旛日本医大駅までの32.3kmの区間では、最高時速130kmで走行するため、線路の改良が行われています。印旛日本医大駅から成田空港駅までの19.1kmの新設区間は最高時速160kmでの走行が可能になります。運行するのは京成電鉄で、北総線の線路を使い、新型スカイライナーや途中主要駅に停車する特急電車をそれぞれ1時間あたり最大3本の運行を予定しています。
鉄道の延伸工事と同時に、一般国道464号北千葉道路(印旛~成田)の整備も進行中です。千葉ニュータウン内の国道464号線のバイパス化など、千葉ニュータウンの交通利便性が向上しそうです。また、北総線沿線の白井市、印西市、本埜村では地域経済の活性化をはかるため、鉄道と道路の両方で成田空港と一直線で結ばれる利便性を活かし、企業誘致に力をいれています。各市町村では、企業を呼び込むために優遇策や助成制度を設けるなどし、企業の立地も含めた新しい街づくりを進めていくようです。
成田高速鉄道アクセスHP
京成電鉄HP
北総鉄道HP
北総線の運賃値下げに向け、県が負担の方針示す
首都圏の各鉄道の運賃と比較して、運賃設定が高いといわれている北総線。沿線にはマンションも多く、住人の都心への重要な足となっています。2010年の成田新高速鉄道の開通を前に、同じ線路を走る北総線と京成線の運賃の公平化を要望する住民の声が高まっています。そこで、成田新高速鉄道の開業に合わせ、北総線の運賃値下げが検討されはじめています。千葉県は運賃値下げのための資金源として、県が一部負担する方針を固めました。北総線の運賃値下げが実現すれば、今後の沿線開発が加速し、人口増加につながるのではないでしょうか。
千葉県庁HP