名古屋から日帰り可能な高山帯
朝一番の高速バスなら菅の台に10:02着で、順調にいけば昼前には標高2612mの千畳敷駅に着きます。帰りは17:00発の下りロープウェイ最終便に接続する路線バスが17:52菅の台着で、18:36発の高速バス最終便(名古屋着21:11)に乗れます。最大5~6時間の滞在時間がとれるので、往復3時間半~5時間の木曽駒ケ岳(2956m)登山も可能ですし、一周40~50分の千畳敷カールの遊歩道を散策するだけなら、土産物店を物色したり、ふもとの早太郎温泉で日帰り入浴する余裕もあります。
高山植物の宝庫
千畳敷カールは高山植物の宝庫として知られ、7月から8月にかけてチングルマ、ミヤマクロユリ、コバイケイソウ、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲなどさまざまな高山植物の花が咲き乱れ、お花畑となります。また、登山道を登って稜線上に出ると、チシマギキキョウ(写真)や「高山植物の女王」とも称されるコマクサ、木曽駒ケ岳周辺にしか生息しないヒメウスユキソウなど、千畳敷カールとは違った花々が見られます。稜線上に出るだけなら、さほど時間はかかりませんし(片道約1時間)、景色も千畳敷カールから見上げるのとは全く違うので、余裕があればぜひ登ってみることをおすすめします。■千畳敷カール
住所:長野県駒ヶ根市赤穂
電話:0265-81-7700
アクセス:www.kankou-komagane.com/alps/
(お得な駒ヶ根まるごとバリューきっぷ(7800円)、マイカー利用者向けのweb限定春の日帰りプラン(4000円)もあります。)
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