自分のすべてを投げ捨てて、願え
『願いよかなえ いつの日か そうなるように生きてゆけ』『僕は僕に 君は君に 拝みたおして 泣けばいい』
大好きにして尊崇するアーティストであるB'zの歌詞にはいつも唸らされます。あぁそうだ。わたしはまさにそう想って、願っていたのだと、気付かされるのですかね。
もう冒頭にあげた歌詞だけで、お勧めする理由も、大好きで繰り返し口ずさんでいる理由もおわかりいただけるかと思うのですが、あえて若干の説明をさせていただきましょうか。
まずボーカルである稲葉氏の声がいい。
美声、というのではありませんよね。歌い方も、ロックな魂を表現するためなのでしょうか、どこかなげやりです。彼の歌をささえる松本氏のギターもハードですから、彼らのそのスタイルだけ見れば、「願い? はぁ? あまっちょろいこと言ってんじゃねぇよ!」そんな風に怒鳴られてしまいそう。あくまでイメージですが。
それなのに。彼らの歌詞を聴いて下さい、見てください。
「かなへたまへ このねがひ かなえてよ…」
なにか、神様とか、目の前の恋する女性にかわかりませんが、身を投げ出してすがっているような彼らの姿が見えてきませんか?
べつに彼らは神仏にすがっているわけでも、すがれと言っているわけでもないのでしょうが、事あるごとにこの曲を繰り返し頭の中でリフレインさせてしまうわたしの脳内では、それをかなえたいなら、プライドどころか自分のすべてを投げ捨てて、願え。そう言われていることになっています。
というわけで。さぁ皆さんもご一緒に。いま叶えたい「願い」があるならば。拝み倒して泣きましょう。