「やってみたいレジャー・スポーツは?」という調査ではいつも上位に位置するスキューバダイビング。AllAboutをご覧の皆さんの中にも、やってみたいと思ったことがある方は多いのではないでしょうか。まずは、スキューバダイビングとはどんなものなのか、ご紹介しましょう。

水中世界への扉を開く「スキューバダイビング」

水中写真

スキューバダイビングなら水中を360度、魚と同じように泳ぎ回ることができます。

スキューバダイビング(Scuba Diving)の「SCUBA」は「Self-Contained Underwater Breathing Apparatus」の頭文字を取ったもので、日本語にすると「自給気式潜水器」。タンクに入った空気を、レギュレーターを通して呼吸することにより、水中で活動することができます。

ダイビングギア

さまざまな器材を使うことにより、快適に水中世界が楽しめます。

よくテレビなどで「酸素ボンベ」と言われることがありますが、中に入っているのは空気が一般的。最近では水圧下による窒素の影響を減らすために酸素分圧を高めた「エンリッチド・エア(ナイトロックス)と呼ばれるガスを使用することもありますが、純酸素が入っていることはありません(酸素中毒の危険があります)。「酸素ボンベ」と言っている人がいたら、教えてあげてくださいね(笑)。
⇒スキューバダイビングで使うのは“酸素ボンベ”?

そのほか、魚のように浮きも沈みもしない状態で水中を泳ぐために浮力調節できるBCD、水温による体温の喪失を防ぎ肌を保護するスーツ、効率的に泳ぐためのフィン(足ヒレ)など、さまざまな道具を使うことにより、スキューバダイビングは「水中」という別世界を探検することができるのです。

スキューバダイビングで楽しめること

では、スキューバダイビングでは、どのようなことが楽しめるのでしょうか。主な楽しみ方には、以下のようなものが挙げられます。
  • 色とりどりの魚たちをはじめ、さまざまな水中の生き物を観察する
  • フワフワと漂い、宇宙遊泳のような無重力感を楽しむ
  • お花畑のようなサンゴの群生やダイナミックな地形など、水中の景観を楽しむ
  • 水中の生物や景観を写真に撮る
  • 海底に沈んだ船や飛行機を探検する
水中カメラ

コンパクトなデジカメを水中に持ち込むための防水ケースも数多く発売されており、水中写真も手軽に楽しめます。

こうしてみると、スキューバダイビングは人と何かを競う「競技」ではなく、自分のペースで楽しめる「レジャー・スポーツ」ということがよくわかります。例えればハイキングのようなもの。「深く潜ったからスゴイ」、「長く潜ったから偉い」なんてことはなく、環境や目的に応じて無理なく楽しむことができるので、「生涯レジャー」として歳をとってからも続けることができるのです。最近では中高年で始められる方も多くなってきていますし、海外では100歳を超えて潜っていたという人も!

また、ダイビングをしに海に出かけ、新鮮な空気を吸って日光を浴びたり、ダイビングで適度な運動をすることが健康にいいという報告もありますし、日常のストレスも解消できるなど、実にさまざまなメリットが考えられます。

非日常空間ならではのリスクも

沈船

遥か昔に沈んだ船の探検など、アドベンチャラスな体験も。安全に楽しむための知識・スキルをしっかりと身につけましょう。

そんな魅力いっぱいのスキューバダイビングですが、水中という非日常空間ならではの「リスク(危険性)」も認識しておかなければなりません。実際、ダイビングを始めたいと思ってはいるものの「もし水中で、呼吸する空気がなくなってしまったら?」、「一緒に潜っている人たちとはぐれて、ひとりになってしまったら……」と不安を感じている人も多いようです。

でもご安心を! ダイビングを始める際には「講習」が用意されており、そうした疑問や不安を解消し、安全にダイビングを楽しむための知識とスキルを身につけることができるようになっています。

次回は、ダイビングの講習とはどのようなものなのか、詳しく解説しましょう。



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