東京・神奈川・千葉・埼玉に住む/23区南[目黒・世田谷・大田・品川]

供給少ない目黒区では坪単価400万円台(2ページ目)

23区南エリアの4区でも平均坪単価が上昇しています。目黒区では400万円台に乗せ、品川区、世田谷区も300万円台前半の水準で、大田区も200万円台半ばから200万円台後半に上がっています。

執筆者:山下 和之

大田区の平均坪単価も300万円目前に

大田区の平均坪単価も上昇傾向が明確になっています。2004年上半期の208.2万円が、下半期には213.5万円になりました。2005年は上半期213.1万、下半期220.8万円と比較的落ち着いていたのが、2006年には上半期255.8万円、下半期246.9万円と相場が250万円前後まで上がりました。それが、2007年1月~8月の平均は284.5万円になりました。2006年下半期に対する上昇率は15.2%です。その上昇の要因になっているのが、平均坪単価200万円台後半から300万円台のワンルームマンションやコンパクトマンション。

「都心でワンルームマンションの供給が難しくなっていることもあって、23区南エリアでの供給が増えています。ただ、都心部では20m2台なのが、このエリアでは30m2台、40m2台が多くなっています」(東京カンテイ・中山氏) このため、今年1月~8月に分譲された新築マンションの平均専有面積は41.22m2で、2006年下半期の59.36m2に比べて20m2近く小さくなっています。

世田谷区では300万円台が当たり前に

世田谷区の平均坪単価の推移をみると、2006年上半期までは200万円台半ばの水準が続いてきましたが、2006年下半期には313.3万円と300万円台に突入しました。2007年に入ってからも、年1月~8月の平均坪単価は342.5万円と、300万円台が定着した観があります。南エリアでは目黒区に次ぐ価格水準となっています。

半年ごとの供給数をみると、1,000戸前後で比較的安定しています。今年1月から8月の合計も945戸になっています。世田谷区では数十戸単位の中小規模のマンションが多いのですが、人気の高さを反映して区内のさまざまな場所で分譲され、それが安定供給につながっているようです。そんななか――。

「2007年に入ってからは、三軒茶屋で300戸台の大規模マンションが、平均坪単価400万円台で販売されています。これが、今年に入ってからの平均坪単価の上昇の最大の要因になっているようです」(東京カンテイ市場調査室主任研究員・井出武氏)

平均坪単価が340万円台に上がった背景には、こうした一時的な要因もありそうですが、それでも当分は300万円台前半の水準が続きそうな情勢です。

■ 東京23区南 新築マンション供給動向
(単位:坪単価=万円、平均専有=m2
市区名   2004年 2005年 2006年 2007年
1-6月 7-12月 1-6月 7-12月 1-6月 7-12月 1~8月
大田区 分譲戸数 1757 872 727 421 889 492 681
坪単価 208.2 213.5 213.1 220.8 255.8 246.9 284.5
平均専有 62.36 64.55 55.89 56.36 46.53 59.36 41.22
世田谷区 分譲戸数 1346 2002 1497 800 871 1041 945
坪単価 263.5 251.0 255.6 262.4 279.0 313.3 342.5
平均専有 67.72 70.31 70.91 70.84 65.77 63.25 76.02
(データ提供/東京カンテイ
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