東京・神奈川・千葉・埼玉に住む/23区南[目黒・世田谷・大田・品川]

住みやすい街づくりへの取り組み盛ん

住宅地としての人気の高い23区南エリア。いっそう住みやすい街にしていこうと、さまざまな取り組みが行われています。行政、地元商店街、エリアとの馴染みが深い企業などの各種の取り組みを紹介しましょう。

執筆者:山下 和之

目黒区は住環境向上への取り組み進める

目黒区の特徴である低中層住宅地としての良好なの街並みが保全されるよう、建物の絶対高さ制限を見直す
目黒区の特徴である低中層住宅地としての良好なの街並みが保全されるよう、建物の絶対高さ制限を見直す
2006年に施行された「住生活基本法」では、住宅だけではなく住環境の充実が大きな柱になっていますが、目黒区でも現在、区内全域を対象にした建築物の規制・誘導の総合的な仕組みづくりを検討しています。その仕組みのひとつとして、「建築物の絶対的な高さ制限・建築面積の最低限度の都市計画変更一次素案」が公表されました。

現在も高さ制限が実施されている住居系用途地域においても、高さ制限を強化する方向で見直し、制限のない地域でも新たに高さ制限を設けることなどが盛り込まれています。ここ数年の超高層ビル・マンションの建設ラッシュで、低層や中層住宅中心の目黒区の景観も大きく変化してきました。それに歯止めをかけて、良好な住環境を取り戻そうということのようです。実現すれば、マンション供給戸数は抑制されることになりますが、より良い環境の維持のためであれば、それも止むを得ないことかもしれません。


目黒区の商店街では「パスモ」利用可能に

2007年3月にスタートした、首都圏の鉄道とバスの共通非接触式ICカード乗車券「パスモ」。乗車券としての利用のほか、ポイントカードの機能を持った電子マネーとしての活用も可能です。これを活かして、目黒区では区内全域の商店街を対象に「目黒区 パスモ・ポイント電子決済システム構築事業」を推進しています。電子マネー決済・商店街ポイントシステム・クレジットカード決済の3つの機能の処理が可能な端末機を商店街の各店舗に設置することにより、利便性のアップを図り、地元商店街での買物を促進、地域の活性化につなげようという狙いです。東京都でもこの事業を「地域連携型モデル商店街事業」に指定、側面支援しています。

地元商店街が元気になれば、その周辺での住みやすさが高まるのは間違いないだけに、注目しておきたい事業といえそうです。

羽田空港跡地利用計画への意見募集

羽田空港の沖合展開により、市街地側に隣接する跡地の利用計画がいよいよ動き出すことになります。国土交通省、東京都、大田区、品川区による「羽田空港移転問題協議会」が跡地の土地利用の方向性を示した「羽田空港跡地利用基本計画」(素案)をまとめて公表、現在都民から意見を募集しています。今後は、そうした意見を参考にしながら、2007年度中をメドに正式な「基本計画」をとりまとめ、計画の実現に向けての取り組みが始まることになります。素案では、次の3つのゾーニングが打ち出されています。

第1ゾーン 市街地に最も隣接するメリットを活かして、文化・交流施設、産業施設、緑地などを整備
第2ゾーン 国際線地区に隣接するため、ホテル・会議施設などの国際交流施設、商業施設、緑地などを整備
第3ゾーン 航空法による高さ制限を強く受けるために、航空旅客・貨物施設、航空機サービス施設などの空港関連施設を整備

実際に具体的な姿をみせるのは、まだまだ先のことになりますが、臨空型の新たなスポットの誕生が期待されます。

【関連サイト】
東京都都市整備局

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