プレママDIY~手作りのベビースプーン
これから産まれてくる赤ちゃんのことを考えながら、小さなお口に合うベビースプーンを手作りしてみませんか? 産休中のママにも作れるプレママDIYです。お腹の赤ちゃんのことを考えながら、作る喜びも楽しめます。手作りするための準備
桂は彫刻しやすい木です
長さ10cmくらい幅3cm、厚み2cmくらいの大きさの木を探しましょう。
樹種によって特徴は様々ですが、針葉樹は匂いのきついものもありますので、素材は広葉樹を選びましょう。
今回はホームセンターなどで手に入りやすく比較的、柔らかい桂(カツラ)の木を使います。
左はサヤ無しのタイプ
切り出しナイフまたは小刀を用意しましょう。もし用意できなければ大型のカッターでも柔らかい木の場合は代用ができます。
彫刻刀はセットのものが便利
その他
紙やすり120番、180番、240番、320番。
耐水ペーパー600番
布
オリーブオイルや胡桃油などを用意しましょう。
簡易作業台として便利
まずは制作しやすいように簡単な作業台を作ります。
1×6材(19mm×140mm)……長さ15cmくらいのもの
1×1材(19mm×19mm)……長さ14cm
テーブルの上での作業台
ベビースプーンの作り方
手を切らないように気をつけて
ざっとスプーンの形を木に描いたら、余分なところをのこぎりで切り落とします。
スプーン長さは10センチくらい、スプーン幅は1.5センチから2センチくらいと小さなお口に入る寸法で考えます。
余分なところをカット
上から横からとスプーンの形を描いていきます。柄の部分を真っすぐにすると作りやすく、カーブを入れると難しくなりますが、食べやすい角度を作れます。
のこぎりで直線カットできない部分は細かく溝を入れるようにカットしていきます。
さらにカット
のこぎりで出来るだけカットしていきます。材料が小さくなってしまうので、のこぎりは慎重に扱ってください。余分なところが無ければ無いほど、この後の作業が楽になります。
刃物は体と反対方向に
切り出しナイフで削っていきます。ナイフの刃は絶対自分の方に向けず、刃物の前には絶対指を出さないで下さい。怪我の原因になります。慌てず少しずつ少しずつ浅く削っていきます。
5.作業台を使う
作業台にあてて使います
削っていくと逆目と言って、削りづらい方向があります。無理をして削ると傷が大きくなってしまったりするので慎重に削って下さい。柄の方が逆目になった方が削りやすいので、最初に形を描く時に気をつけましょう。
怪我をしないように注意しましょう
彫刻刀でスプーンのすくうところを彫ります。丸いくぼみが出来るように少しずつ彫っていきます。彫り過ぎると穴があいてしまうので気をつけて下さい。
周りの細かい形も彫刻刀を使って仕上げていきます。
形を感じながら紙やすりで削ります
120番の荒い紙やすりで傷が大きいとこや上手く削れなかったところを整えていきます。形が整ったら、180番、240番、320番と細かい紙やすりで研磨しましょう。
丁寧に布で拭きとります
紙やすりで形が仕上がったら、水で濡らした布で研磨の時に出た粉を拭きとります。そして乾燥させてから、もう一度320番の紙やすりで磨きます。
磨くとどんどんきれいになります
オリーブオイルや胡桃油などで表面を保護します。オリーブオイルをスプーンに垂らして耐水ペーパー600番で磨きます。しっかりと染み込ませてあげましょう。丁寧に磨いた後、残ったオイルを拭きとって完成です。
手前にカーブをいれてみました
こんな角度がいいかな?持ちやすいかな?などいろいろ子供のことを考えて作るのが楽しい作業ですね。