Wiiの成功と失敗

WiiとWii Uの図

Wiiの失敗を省みることで、Wii Uに必要なことも見えてきます

Wiiというゲームハードは、Wii、PlayStation3、Xbox360の世代におけるトップハードでした。日本国内での普及台数は1300万台弱、次点のPS3が約900万台で、Xbox360は約160万台。にもかかわらず、途中で勢いを無くしてしまったハードでもあります。コンシューマーゲームの歴史の中でこの現象は大変に珍しく、これまでは普及台数でトップを走るハードは最後まで市場を掌握してきました。それが、後半勢いが衰え、存在感を無くしてしまったのです。不思議ですね。

そして、任天堂がWiiの後継機として発売したWii Uも同じ失敗に陥りそうな兆候が見られています。Wiiの何が失敗だったのか、そこから学べるWii Uに必要なものはなんなのか、考えてみたいと思います。

圧倒的な大ヒットソフト群

Wiiの図

Wiiスポーツが成功したことで、ゲームを今までしなかった人を巻き込んで大変なブームになりました

先に、Wiiがどうして成功したか、というお話をしたいと思います。定番の解説としてWiiリモコンを使った直感的で分かりやすい操作がライト層にウケて大ヒットした、というのがあるわけですが、これを数字でお話すると、大ヒットタイトルがいくつもあった、ということで表現出来ます。

試しに、Wiiの売れ筋ソフトを上から順にご紹介してみましょう。New スーパーマリオブラザーズ Wiiが約450万本、Wiiスポーツが約370万本、マリオカートWiiが約360万本に、Wii Fitも約360万本。Wii Sports Resortは約300万本。他にもたくさんのヒットタイトルがあり、ミリオンヒット以上のタイトルはなんと14本もあるのです。

次点に控えるPS3と比較すると、最も売れたソフトはファイナルファンタジーXIIIで約190万本。実はミリオンタイトルはこれだけです。

これだけの大ヒットソフト群で他を圧倒していたのに、何故存在感が無くなってしまったのでしょうか?