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消費税増税前にクルマを買うべきか?

来年春に8%、2015年10月には10%に上がる消費税。高額商品のクルマとなるとその増税額は大きくなるから、増税前に買うべきか迷うだろう。しかし、5%増税する替わりに5%の自動車取得税が撤廃されるという話もあるのだ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

2015年10月には消費税10%に

アウトランダーPHEV

EVをはじめ、プラグインハイブリッドやハイブリッド、クリーンディーゼル搭載車などのエコカー減税「免税」車なら、消費税増税時でも優遇税制が続くはずだし、厚くなるかもしれない


2014年4月、つまり1年後に5%から8%、2015年10月には10%に2段階で消費税が引き上げられることになったが、そうなると住宅やクルマなど金額の大きい物を消費税が上がる前に買うべきか、いや無理して買わない方がいい、という議論がわき上がるのは当然だ。

住宅の場合は住宅ローン減税が、クルマは自動車取得税の廃止が絡むだけに少し話がややこしくなる。ここでは、当然ながらクルマ購入について考えたい。


5%の自動車取得税撤廃か

プレマシー

迷うのがプレマシーのように、モデル数の多い「75%」減税車と「50%」減税対象車で、自動車取得税は2015年3月31日まで、自動車重量税は4月30日までの新規登録だから8%に上がる際と重複してくる。エコカー減税の行方も注視したい


消費税増税前の駆け込み需要はどんな商品でもあるだろう。3%から5%に上がった時もそうだったから目に見えているワケだが、自動車取得税の廃止はかなり以前から再三再四にわたり日本自動車工業会(以下、自工会)が要請してきた。

例えば、自工会による「平成18年度税制改正に関する要望書」には、「わが国の自動車関係諸税は、国・地方をあわせて9種類にも及び複雑であり(中略)、消費税と二重課税となっている自動車取得税の廃止を含む自動車関係諸税の抜本的改革を実現すべき」とある。

1月24日に自民党と公明党が発表した「2013年度税制改正大綱」では、今年夏の参院選対策か分からないが、現在5%の自動車取得税が段階的に撤廃するとある。政府としての結論は先送りし、とりあえず8%段階ではエコカー減税の拡充、10%に上がった際に廃止するという流れになっているようだ。

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