建物の間取りと同様に考えたい屋外プラン

庭にテラスやデッキ、サンルームなどを設けたり、サービスヤードを確保したり、屋外空間を積極的に活用するケースが多くみられるようになりました。使いやすく居心地の良いスペースを実現するためには、建物の間取りと同じように、ゾーニングや動線、周辺環境などを考慮することが基本。加えて、造作や建材商品を取り入れ、目隠しや間仕切りを設けたり、それぞれのスペースを区切るという方法も考えたいものです。

エクステリアメーカーからは、敷地条件や使い勝手に合わせて、目隠しのための建材を設けたり、屋外空間を間仕切ることができる建材商品も多く提案されています。プランにあわせて、上手に取り入れることで、より居心地のよいスペースを生み出すことができるでしょう。

スクリーンやアーチ、ウォールなどで、スペースに合わせたさまざまな組み合わせが可能。[テグランネオ]undefined LIXILundefinedhttp://www.lixil.co.jp/

スクリーンやアーチ、ウォールなどで、スペースに合わせたさまざまな組み合わせが可能。[テグランネオ]  LIXIL
 

敷地外の状況や条件、敷地内の使い方に合わせて仕切る

屋外空間プランを考える際には、まず、道路や隣地との敷地境界を仕切ることが基本。エクステリアメーカーの門扉やフェンスなどの商品バリエーションは豊富で、さまざまな敷地条件に合わせてコーディネートすることが可能です。

その中でも、最近、多くみられるのが、限られた敷地の中で道路から距離を取れない場合、開放的な門まわりにしたい場合などに適している建材アイテム。すっきりとした格子やスリット状の建材を組み合わせることで、敷地内外を仕切ることができるものです。緩やかに遮ることで、プライバシーを保つことができるのがメリット。シンプルでモダンなデザインが多く、プランニングによっては、外観のポイントになるようなタイプの商品も出ています。また、環境に配慮して、植物を這わせることができるような商品もみられるようになりました。

保水剤と骨材を混ぜた粘土を焼成し、孔を持たせた陶磁器。再生可能、長寿命で環境にやさしい。[グリーンブリック 壁面緑化/リレーリアプラットフォーム H2 BM] undefinedYKK APundefinedhttp://www.ykkap.co.jp/

保水剤と骨材を混ぜた粘土を焼成し、孔を持たせた陶磁器。再生可能、長寿命で環境にやさしい。[グリーンブリック 壁面緑化/リレーリアプラットフォーム H2 BM]  YKK AP
 

駐車スペースや玄関アプローチとくつろぎの場を間仕切る

屋外空間も、室内同様に、パブリックな空間とプライベートな空間を分けて考える必要があります。たとえば、玄関アプローチや駐車スペースとくつろぎの庭スペースは、何かしらの間仕切りを設けることで、落ち着きが生まれるでしょう。もちろん、隣家や道路など周囲などからの見え方には充分に配慮を。プライバシーを保つことができるような空間づくりが大切です

エクステリアメーカーの建材商品には、外まわり全体に対応できるような、さまざまな部材やパーツが揃うシリーズもみられ、フレームや屋根材、スクリーンなどを、スペースに合わせて自由に組み合わせることも可能。格子部材で緩やかに視線を遮ったり、フレームを設置することで「場」が生まれることも。スペースの役割、ゾーニングや動線などを考慮して、配置や建材選びをするようにしましょう。

裏方スペースであるサービスヤードを区切る

屋外空間の一角に、サービスヤードがあると便利なものです。サービスヤードとは、一般的に、キッチンや勝手口の周辺に設けられる屋外スペースのことで、ゴミの一時置き場や屋外用品の収納、洗濯や物干し場などとして使われます。プランニングの際には、家事動線に配慮すると同時に、裏方の空間なので、できる限り玄関アプローチまわりやくつろぎの場からは見えない工夫をすることがポイントでしょう。

また、プライバシー保護のためには、周囲からの視線も遮ることも必要です。洗濯物干し場として利用するのであれば、日差しが確保でき、風通しを妨げないようなルーバーやスリットのある間仕切りが適しています。

目隠しには、光を取り入れ視線を遮るスクリーン面材も

太陽の光を感じる、ほどよい透過性を持つマットパネル。 [リレーリア マットパネル1型] undefinedYKK APundefinedhttp://www.ykkap.co.jp/

太陽の光を感じる、ほどよい透過性を持つマットパネル。 [リレーリア マットパネル1型]  YKK AP
 

プライバシーを確保するために、目隠しのための仕切りを設けたいけれど、閉鎖的にはしたくない、という場合には、光を取り込みつつ、視線を遮るように工夫されたスクリーン面材を取り入れてもいいでしょう。

たとえば、マット調のクリア樹脂を用いることで、外からの視線を遮りながら、光を柔らかく通す商品も提案されています。採光が取りづらく、プライバシー確保も必要な都市住宅や狭小地の住宅に向いています。設置する条件に合わせて、プランニングはもとより、どのような面材を用いるのかも検討しておきたいポイントです。

バルコニーは視線を遮ぎるため手すりに配慮を

庭空間とは少し異なりますが、バルコニーの手すりの素材や形状も心地よさを左右するもの。バルコニーの使い方によっては、通風・採光に配慮すると同時に、プライバシーの確保なども必要でしょう。メーカー商品には、スリットやパネル素材なども揃っているので周辺環境にあわせて選ぶようにしましょう。

その他、バルコニーの床にグレーチングを用いることで、階下への光や風を遮らないタイプなども。密集地での通風・採光を確保できるのが特徴で、床でありながら、階下の気配を感じることができるのもメリットです。

横格子のルーバーが視線を遮るため、ゆったりとくつろぐことができる。[バルコニーundefinedビューステージundefinedHスタイルundefined横格子ルーバーハイパーティションundefinedクリエダーク] undefinedLIXILundefinedhttp://www.lixil.co.jp/

横格子のルーバーが視線を遮るため、ゆったりとくつろぐことができる。[バルコニー ビューステージ Hスタイル 横格子ルーバーハイパーティション クリエダーク]  LIXIL
 

エクステリアは建物本体に比べて、どうしても後回しになってしまいがちですが、出来る限り、同時進行で考えることが大切です。建物の間取りとエクステリアのプランを一緒に考えることで、スペースプランやアイテムの無駄がなく、効果的な使い方もできるでしょう。メーカー商品を選ぶ際には、ショールームで実際に確認し、素材感や色味だけでなく、どの程度視線を遮ることができるのか、光を取り込むことができるのかなども、チェックするようにしたいものです。


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