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品川区が小学校の空き教室で保育を開始(2ページ目)

東京都は子育て支援に681億円を充てることを発表。城南エリアの各区においても待機児童対策は急務です。品川区では小学校の空き教室など既存の施設を活用し、400人超の待機児童を解消する方針。

執筆者:山下 和之

中目黒駅前の再開発タワー内に区立保育園開園

目黒区内で2例目
となる公設民営保育園「目黒区立中目黒駅前保育園」が入る予定の「中目黒アトラスタワー」
目黒区内で2例目となる公設民営保育園「目黒区立中目黒駅前保育園」が入る予定の「中目黒アトラスタワー」
東急東横線・東京メトロ日比谷線中目黒駅前に「上目黒一丁目地区第一種市街地再開発事業」で、2009年9月に完成した地上45階建ての「中目黒アトラスタワー」。このタワーの3階に「目黒区立中目黒駅前保育園」が2010年4月1日に開園します。同園は目黒区が施設を設置し、社会福祉法人さがみ愛育会が運営をする保育園で、目黒区内では「目黒区立目黒保育園」(目黒1丁目)に次いで2番目の公設民営保育園の誕生となります。

施設の延床面積は679 m2超で、0歳児~5歳児まで58人の定員を予定しています。18時15分までの基本保育に加え、20時15分までの延長保育や、一時保育なども行われます。中目黒駅前という利便性の高い立地も魅力ですが、目黒川沿いにあるため、春は川沿いの桜を親子で楽しむこともできそうです。

目黒区で4月に私立保育園が2園開園

目黒区では待機児童解消に向けて区立保育園の整備とともに、短期間で整備が可能な建物借上げ方式による私立認可保育園の整備も進められています。この方式のメリットは、既存の建物を借上げる形なので、新たに施設を建設する必要がなく、コストも時間も短縮できる点にあり、早急な対応を求められている待機児童対策には効果的ではないでしょうか。

この建物借上げ方式によって、区内に2つの私立認可保育園が2010年4月1日に誕生します。1つめは、東急東横線中目黒駅徒歩12分の「コビープリスクールかみめぐろ」(上目黒5丁目)で、2つめの園は、東急東横線自由が丘駅徒歩11分の「アスクやくも保育園」(八雲3丁目)です。

両園とも定員は80人を予定。0歳児~5歳児を受け入れます。基本保育時間は区立保育園と同じ18時15分までですが、両園とも21時までの延長保育を予定しており、残業などで帰宅が遅れそうな親も安心して預けることができます。

関連リンク
目黒区公式HP

世田谷区桜新町に認証保育所が4月に開園

世田谷区には親子が気軽に立ち寄れる子育て支援施設、子育てステーションが区内に3ヵ所設置されています。子育てステーションでは未就学児を持つ親同士の交流や、育児相談、子育てに関する情報提供などを行っており、保護者の理由に係らず利用可能な一時保育も実施しています。

そして、この春、玉川地域と北沢地域の2ヵ所に新たな子育てステーションが開設されます。2010年3月に開設予定の「子育てステーション桜新町」(桜新町2丁目)は、東急田園都市線桜新町駅のすぐそばに建設中で、認証保育所「(仮称)ポピンズナーサリー桜新町」も併設されます。保育所の定員は30名で、すでに多くの問い合わせが寄せられており、注目を集めているようです。

2010年4月に開設予定の小田急線梅ヶ丘駅に隣接する「子育てステーション梅丘」(梅丘1丁目)には、私立認可保育園「(仮称)成育しせい保育園分園」が併設されます。こちらの定員は40名となっています。

関連リンク
世田谷区役所HP
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