電子マネー/電子マネーの選び方

ネット上で自動入金できる「スターバックス カード」

日本全国に955店舗を展開するコーヒーチェーンのスターバックス コーヒー ジャパンは、我々の生活に慣れ親しんだ存在として定着しています。同社では、プリペイド機能が付いた「スターバックス カード」を発行していますが、その利便性は大きく向上しているのをご存知でしょうか?

池谷 貴

執筆者:池谷 貴

電子マネーガイド

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クレジットカードから自動的に指定金額をチャージ

スターバックス カード

キャッシュレスで快適にスターバックスを利用できるプリペイドカード

キャッシュレスで快適にスターバックスを利用できるプリペイドカード「スターバックス カード」。入会費・年会費は無料。利用者は、1000円以上から1円単位でお好きな金額を入金でき、キャッシュレスでスピーディーな決済が可能です。

カードデザインも海外で発行しているフェースに加え、桜のデザインなど、国内独自のカードも投入。また、キーホルダーに付けて利用可能な「ミニ スターバックスカード」など、日本独自のサイズも発行しています。

2012年6月6日からは、同社のWebサイト内に開設している「My STARBUCKS」会員専用サイトでのスターバックス カード登録サービスを開始したことにより、さらに便利にカードを利用できるようになりました。「残高補償」「オンライン入金」「オートチャージ」「残高移行」などのスターバックス カードの機能を強化する新しいサービスをスタートしています。

例えば、「My STARBUCKS」に登録した会員は、クレジットカード決済でチャージできるようになりました。会員は自身のクレジットカードを登録して設定を行うと、指定金額未満になった時点で、指定金額をクレジットカード決済で自動入金(チャージ)できます。これまでカードの残高がなくなった場合、店舗のレジで金額をチャージする手間がありましたが、現金の持ち合わせがない場合でも便利に店舗を利用できるようになりますね。

残高補償サービスを受けられ、無期限にカードが利用できる

また、「My STARBUCKS」会員専用サイト上で、スターバックス カードの残高を、登録している別のカードに移行できるようになりました。加えて、利用中のスターバックス カードを紛失した場合、残高を補償するサービスも行っています。

有効期限が撤廃されたことも大きなメリットです。従来のスターバックス カードは、3年間利用がなかった場合、その金額は失効してしまいましたが、無期限に使えるようになりました。

「My STARBUCKS」の登録者には店舗の最新情報を配信

「My STARBUCKS」の登録者には、店舗の新商品、グッズやキャンペーンなどの情報を先行して配信。また、コーヒーセミナーの先行予約などが行えるなど、便利なサービスを展開しています。

さらに、この4月からはマイラーにも嬉しいサービスが加わりました。具体的には、ANAカード(クレジット機能付)を利用してスターバックス カードにサイトから入金すると100円で1マイル、スターバックス カード店舗での入金100円で1マイル、ドリンクなどの購入100円で1マイルが貯まるようになりました。5月15日からは、ANAの1万マイルをスターバックス カード1万円として登録できるようになる予定です。

スターバックスでは、顧客とのつながりを強めていく中で、より魅力的な「スターバックス体験」 を楽しんでもらえるように、スターバックス カードの機能強化や自社サイトなどのサービス拡充に力を入れています。以前スターバックス コーヒー ジャパンにインタビューした際、サービス変更以前の店舗全体の売上として、約8%をカード会員が占めていたということですが、3年後には15%以上の利用を目指していきたいということでした。
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