やめられません。。。 パズドラ。
病みつきになるガンホーの「パズル&ドラゴンズ」
株価がこれだけ上昇しているガンホーの目玉ゲームが「パズル&ドラゴンズ」です。宝石を並べ替えて同じ色をタテかヨコに3つ並べると、その宝石が消えます。それによって、敵にダメージを与えて、やっつけることができます。一度の並べ替えで、複数の組の宝石を消すと、敵に与えるダメージがアップします。敵をやっつけながら経験値をためて、仲間を増やし、育てます。シンプルですが、うまく設計されていて、病みつきになります。
おかげで寝不足です。
ガンホーの戦略は、「最高に面白いゲームを創る」
社長は、決算説明会において自社の戦略をこう言っています。「最高に面白いゲームを創る」ことだと。
社長自身は、自分は経営者向きじゃない、面白いゲームを開発したいだけ、とおっしゃっています。しかし、自社の戦略を「最高に面白いゲームを創る」こと。面白いゲームを創れなければ、どのチャネルを攻めるといった戦略をいくら考えてもだめだ、という社長の発言は、まさしく経営者。自社のミッションとコアコンピタンスを明確に認識されていると感じます。
株価は22倍になりましたが、まだ買いなのでしょうか?
株価は1年前の18万2800円から409万円まで22倍以上になりましたが、この株価は割安なのでしょうか、割高なのでしょうか?まず、2012年12月決算の状況を見てみましょう。
自己資本比率は65.5%、経常利益は93億円の黒字です。総資産経常利益率は、47.6%と超高収益です。1株純資産は14万2919円、1株当期純利益は7万1296円です。
注意しなければならないのは、過去からの繰越欠損金があったので、法人税等をあまり支払っていないことです。通常の企業のように税金を支払えば、1株当期純利益はもっと少なくなっていたはずです。
このような事情を考慮し、さらに2012年12月期の利益がこの先も安定して続くと仮定し、私なりにガンホーの1株価値をざっくり計算すると、102万円です。とすると、今の株価409万円は、割高ですね。
【図 ガンホーの過去1年間の株価推移と1株価値】
今よりも利益水準が4倍になり、なおかつ、ある程度安定した利益の獲得が見込めるマーケットになれば、ガンホーへの投資も考えてみたいです。が、今の状況で409万円という株価は、割高すぎて投資対象として見ることは難しそうですね。
それにしても、パズドラ、面白いです。原稿を書き終わったので、またゲームを再開したいと思います♪
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