お金が貯まる人には、ぶれないルールが存在している
お金が貯まる人はお金との付き合い方がうまい。それは一時小手先でうまいのではなく、身についたものとなっているのです。
私のところに質問に来たお金が貯まる人は、32歳、独身、年収440万円ほどなのに、貯金はすでに900万円強。聞けば、毎月給料の15%ほどを貯金し、ボーナスも7割は貯金しているというルールを、働き始めてから継続しているのです。継続は力なり、という感じですよね。決してケチケチせず、生活も楽しんでいます。
お金が貯まる人には、4つのポイントというか、考え方、心構えがあります。それはどのようなものか、今回お話ししていきます。
1、常に「今」をしっかりと見る
お金が貯まる人は、決してみんなが10年、20年先を見据えて貯金しているわけではないのです。もちろん、老後のためとか、教育資金とか、将来的な目標を定めて貯金に取り組むことも当然にありますが、そこでのポイントは、「将来のために今を犠牲にしない」ということ。こういうと「無理して貯金する必要はないんだ」と思われそうですが、違います。「今」をしっかりとみていくことが、将来へ向けての積み重ねになるということです。
例えば、今お金がない、ということは、今までお金を意識してこなかったことの結果。お金がないことが積み重なって、将来的にもお金がないのであれば、それは「今をいい加減に過ごした結果」と言えます。お金が貯められる、貯まっている状態の人は、将来を考えて今を大切に生きています。「今の積み重ねの結果として将来を考えている」のです。
また、将来を考えて今を犠牲にするという場合もあると思いますが、これはバランスを欠き、どこかでせっかくためたお金を失うことにつながりかねません。
お金の使い方の判断は、今それが本当に必要なのかを考えてしっかりとする。常に自分の足元を見る堅実な姿勢やお金を使うバランス感覚が、資産形成には必要な要素です。