落ち込みにもイライラにも効果てきめん! 最後はイングランド仕立てのイケメンで
『SHERLOCK』
超ピュアなラブストーリーも、ワンランク上のゾンビドラマも彼女の琴線に全く触れなかったという方は最終手段。もう、イケメンに頼ってしまいましょう! イケメンがキライな女子なんて世の中にはいませんからね。好みはあっても。今回紹介するのは、クラシカルでオシャレなイケメンドラマ。そう、アメドラ(アメリカドラマ)の域を越えて今回はイギリスドラマのご紹介です。その名も『SHERLOCK』。シャーロック・ホームズとジョン・ワトソンが21世紀に存在したら?をテーマにしたドラマ。
おじさんくさいイメージだったシャーロックやワトソンが、スマートフォンを駆使する今風イケメンイングランド男子になっています。そう、シャーロック&ワトソンのイギリスイケメンコンビが数々の事件を華麗に、イギリスらしいハイソなテイストで解決していくのです。
私はアメドラのダイナミックさやCG技術の高さ、アメリカンジョークや皮肉が大好きですが、イギリスドラマはこういったアメドラとはまた違ったよさがありますね。まず、ジョークが飛び交うことは少なく、騒がしくない。次にスピーディーな展開にも関わらず、登場人物は最小限。最後に風景や服装のセンスの高さ。静かにオシャレに、でも確実に展開していくのがイギリスドラマなのです。
このオシャレなイギリスドラマを演じるイケメン2人がまた様になること。シャーロックは、いわゆる「美形」な顔立ちをした長身若者男子のベネディクト・カンバーバッチ。パーマのかかった髪形に襟をたてた黒のジャケット、首にまいたスカーフなどが彼の天才さに拍車をかけています。しかし私のオススメはワトソンのほう。シャーロックより歳をくっていますが、若くて青いシャーロックより、歳の分だけいい感じにあぶらがのったワトソン。シャーロックの100倍ぐらい控えめな感じが心惹かれる一節でもあります。演じるのはマーティン・フリーマン。マーティンは本作の演技で英国アカデミー賞テレビ部門最優秀助演男優賞を受賞しています。
天才的な推理能力をもつシャーロックが自信たっぷりなオレ様推理を行い、社交的なワトソンがシャーロックに不快感をもつ周囲の人々の火消しをする。絶妙なバランスで成り立つイケメン2人は観ていてとってもすがすがしいです。シャーロックの超傲慢ぶりに翻弄されてみてもよし、ワトソンの控え目な部分に恋をしてみてもよし、楽しみ方色々なハイセンスなイギリスドラマです。
できれば自分のイケメンっぷりで勝負したいけど、彼女の機嫌が悪くてもうどうしようもない人は最終手段として、この今風『SHERLOCK』の力を借りてみてはいかが?
『SHERLOCK』作品情報
●制作スタッフ:
▽制作総指揮:マーク・ゲイティス、スティーヴン・モファット、ベリル・ヴァーチュウ、レベッカ・イートン、ベサン・ジョーンズ、スー・ヴァーチュウ
▽脚本:マーク・ゲイティス、スティーヴン・モファット、スティーヴ・トンプソン
●キャスト:
ベネディクト・カンバーバッチ(シャーロック・ホームズ)、マーティン・フリーマン(ジョン・ワトソン)、マーク・ゲイティス(マイクロフト・ホームズ)、ルパート・グレイヴス(レストレード警部)、アンドリュー・スコット(ジム・モリアーティー)、ウーナ・スタッブス(ハドソン夫人)
●DVD・放映情報:
シーズン1~2がDVDレンタル中
●番組情報サイト:
http://www.kadokawa-d.jp/lineup/sherlock/