地震時の転倒防止策を施す
まず用意するのは、100円ショップなどで売られている家具転倒防止シート。これを適当な幅に切り取って、床と家具との間に挟み込みます。とても小さな仕掛けですが、わずかに後ろに倒れる格好になるため、前に向かって倒れるのを防げるのだそう。上段:今回の組立で始めて知った転倒防止シートを切り取って、フレームの下に噛ませます。 下段:BILLYが天井にこすらず立てられた、ということは、本棚が倒れるだけの空間的な余裕があるということ。発泡スチロールブロックで隙間を埋めます |
さらに、天井との隙間には発泡スチロールのブロックを、無理矢理押し込んで入る程度の厚さに切って詰めます。地震時にはブロックが潰れて衝撃を吸収。さらに天井との隙間をふさぐことで本棚を倒れにくくする効果を期待。これは以前「かしこい収納」の取材でお邪魔した下川さんに教えていただいたワザです。
3時間前には何にも無かった壁面に、立派な本棚が完成しました! 早速お酒の瓶と本を入れて全体の様子を見てみます |
発泡スチロールのブロックは耐震グッズとして市販されているわけではないので導入は自己判断ですが、隙間を埋めるだけでもリスクはずいぶん減らせるはず。そんなこんなで、天井まで延びる立派な本棚が完成しました。お値段以上の完成度!
作業をずっと見ていたところ、フレームの組立は、扉を付けない場合はそう難しくない印象。しかし組み立てる本数が多い場合、扉を付けたい場合などは、慣れていないと時間がかかりそうだと感じました。組立サービスを大いに活用すべきでしょう。
次回は本棚プロジェクトの最終回。本格的に本を収納し、どうコーディネートするか、という実践編です。
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