全国でも数少ない和と洋を合わせた「疑洋風建築」
「旧日野病院」は全国でも数少ない貴重な文化遺産の疑洋風建築として、平成11年に国指定重要文化財となっています。建物は明治27年に日野医家3代目にあたる日野要によって建てられ、擬洋風の本館と和風病棟からなる貴重な建築遺構です。外観は趣きがありとても風情があります。本館は木造2階建の寄棟造、そして桟瓦葺。県内に現存する洋風建築の最古だそうです!
玄関は洋風そのもの、そして屋根を見ると和風と全く異なる雰囲気ですが、なぜか上手い具合にミックスされていて、とても素敵な建物です。
この時期の日本の洋風建築が公共建築以外の個人病院で建てられたこと自体が珍しく、個人医院として病棟を併設した建物は他に類を見ない貴重な建物だったと記されています。また、病院の中も見学可能です。当時の病院で使用されていたものや、時代を感じるものなど貴重が品々や記録を拝見することができます。
県内最古の洋風建築、一見の価値がありますのでぜひ訪ねてみてください!
■旧日野病院
住所:大分県由布市湯布院町川西467-4
電話番号:0977(84)2324(日野病院運営委員会)
料金:大人300円、こども(小・中学生)150円
営業時間:10時~16時
定休日:毎週火曜日・年末年始
URL:www.fukujyukai.net/annai/kyuuhino/(日野病院)
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