100年以上の歴史をもつ共同浴場にも足を運んでみては
台湾には日本統治時代に開発された温泉が数多くあります。最も有名なのが北投温泉です。日本でも「奇跡の温泉」として知られる玉川温泉でも取れる北投石は、その名の通り北投温泉がルーツ。つまり泉質が良い上に、熱海のような大温泉地なのです。そんな凄い温泉に台北から地下鉄(MRT)で行けてしまうのですから、東京で言えば中野や三鷹に別府があるような感じ。温泉好きなら、必ず訪れて欲しいスポットです。
水着で入るプールのように気軽な公衆露天風呂もありますが、温泉好きなら裸で入る、日本時代から続く歴史的な共同浴場「瀧乃湯」がおすすめ。1907年落成とのことで、100年以上の歴史を誇りますので、相当古い施設である事は覚悟して下さい。もちろん、お湯の出るシャワーなども無く、温泉に浸かるだけの施設。戦時中に日本語を習った年配の方の利用が多く、日本語が通じるのがありがたいです。
温泉は非常に熱く、熱い風呂が好きな江戸っ子でも長湯は無理。台湾は気温が高いので、熱い風呂は半身浴でも辛い感じです。玉川温泉を連想する強酸性の湯は、明礬臭と呼ばれる強い臭気が独特です。良好な泉質を存分に体感できるので、温泉好きなら歴史的価値も合わせて大満足間違いありません。
■北投温泉 瀧乃湯
住所:台北市北投区光明路244号
電話: (02)2891-2236
営業時間::6:30~21:00
定休日:なし
料金:90元
アクセス:MRT新北投駅から徒歩約5分
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