テクノポップ/海外のテクノポップ

世界の渋谷系を巡る(2)~東アジア編

世界の渋谷系、第2弾は、東アジア特集。アジアのエンターテイメント界に於ける日本の影響度は、韓国の台頭もあり、下がっている感がありますが、まだまだ捨てたもんじゃない! 同時に、他のアジアの国の音楽に興味をもつきっかけになればいいと。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

香港の渋谷系

未だ、中華人民共和国の渋谷系というのは、発見していませんが、文化的にも日本のポップカルチャーの影響が強い香港にはそれっぽい人達がいます。Ah PとNicoleの男女デュオ、My Little Airport。香港のベルセバ(Belle & Sebastian)とも呼ばれていますが、脱力系ギターポップに、ローファイなエレポップががミックスされています。もろ渋谷系という訳ではありませんが、その空気は感じます。最新アルバムは、日本盤もリリースされた『Poetics - Something Between Montparnasse and Mongkok』。フレンチ渋谷系みたいなジャケがかわいい。「浪漫九龍塘」はドリーミィなエレポップ。九龍塘は、香港の高級住宅地ですね。

浪漫九龍塘(YouTube)

Poetics - Something Between Montparnasse and Mongkok(Amazon.co.jp)
poetics

Poetics - Something Between Montparnasse and Mongkok




 
少し古いですが、もう一人紹介しておきたいのは、香港のジャン・ラム(Jan Lamb)。DJ、歌手、俳優、コメディアンと多才な人ですが、香港の小山田圭吾と呼ばれています。彼のデビュー・アルバム『Hard Beat』(1998年)のジャケは、スポック博士をモチーフにしたサブカル的趣味。

Hard Beat(Amazon.co.jp)
hardbeat

Hard Beat




 
動画は別のアルバムからですが、なかなかハードボイルドでよろしい。

兄弟(YouTube)

香港の次は、台湾。
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