『古事記』に由来が記されているほどの歴史がある古社
縁結びの神・福の神として全国から信仰を集める出雲大社は、日本最古の歴史書『古事記』に、その創建の由来が記されているほどの古社です。古代から杵築大社と呼ばれてきましたが、明治以降に出雲大社と名を変えました。創建以来、天照大神の子・天穂日命(あめのほひのみこと)を祖とする出雲国造家が代々祭祀を執り行っていて、現在の宮司で84代目という歴史を誇ります。出雲大社といえば、高さ24メートルをこえる雄大な大社造りの本殿で知られますが、かつての本殿は、現在のものより遥かに大きく、中古には48メートル、太古には96メートルであったともいいます。
太古の本殿は、空に向かって伸びた何本もの柱の上に、社殿が建つという不思議な形式で、東大寺大仏殿よりも大きな建物として知られていました。
旧10月の神無月には、諸国の神様が出雲に集めるという言い伝えがあり、出雲ではこの月を「神在月」と呼んでいます。
拝殿の西側にある神楽殿は本殿とは別に大国主大神をおまつりしますが、ここの大注連縄は、締めはじめが左側からの逆注連縄として有名です。
■出雲大社(いずもたいしゃ)
住所:島根県出雲市大社町杵築東195
電話:0853-53-3100
参拝時間:6:00~20:00
定休日:無休
アクセス:一畑電鉄出雲大社前駅から徒歩約15分
HP:http://www.izumooyashiro.or.jp/
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