ムラーノ島に集まるガラス工房
ヴェネツィアのお土産と言えば、ムラーノ島のガラス、ブラーノ島のレース、カーニバルの仮面、が一般的に有名ですが、今回は世界的にも有名なムラーノ島のガラス、所謂ヴェネツィアン・グラスについてご紹介します。中世の時代、東方諸国との貿易で多くの財を成したヴェネツィア共和国。その交易品の中で、一番珍重されたのが、ヴェネツィアン・グラスだと言われています。
自国の重要な輸出製品が他国に模倣されることを恐れたヴェネツィア共和国は、1291年にすべてのガラス工場をここムラーノ島に集めて、職人や、その家族等、すべての関係者をこの島に強制移住させる保護に出ました。
この歴史的背景から、現在もヴェネツィアン・グラスの工場はすべてムラーノ島にあります。
工場見学もできるムラーノ島のガラス工場
ムラーノ等へは、San Marco広場近くの停泊所S.Zaccariaからですと、Actv(公共交通/船舶)で約40分程度で到着します。工場によっては、工場内も見学させてくれますし、工場のショップでガラス製品を購入することも可能です。
ヴェネツィアの公共船舶のHPはこちらからどうぞ。
http://www.actv.it/muoversiavenezia/orarioserviziodinavigazione
ムラーノ島のムラーノ・ガラス協会に加盟している工場一覧はこちらからどうぞ。
http://www.muranoglass.com/en/aziende/
本物に付いているマーク
最近では他国で製造されたガラスが、ヴェネツィアのお土産屋さんで「ヴェネツィアン・グラス」として販売されていることも多々あるそうです。ですから、本物に付いている"Vetro Artistico MURANO"(写真参照)のマークを確認されてご購入されることをお勧めします。■ヴェネツィアン・グラス
工場所在地:ムラーノ島
HP:http://www.muranoglass.com/en/
※データは記事公開時点のものです。