数種類のおかずなどがたっぷりのワンプレートごはん
北インド料理に比べるとオイル控えめであっさり。ココナッツミルクを多用するためまろやかな味わい。そんな南インドの料理の数々が堪能できるワンプレートごはん「ミールス」を紹介します!南インドでは超定番の定食「ミールス」。ツヤツヤの大きなバナナの葉の上には、数種類のおかずやヨーグルト、漬物、ライスなどがたっぷり。南インドの多彩な味が一度に味わえるワンプレートごはんですが、魅力はそれだけじゃない。
「ミールス」はたいてい"わんこそば"方式で、スタッフがこまめにテーブルの間を巡回し、お代わりのスタンバイをしています。そのため食べても食べても、葉っぱの上には次々とお代わりが。もうダメ!というくらい満腹になるまで楽しめる至福のメニューです。
日本人に合う南インド料理
南インドは北インドに比べるとオイル控えめでややあっさり。それにココナッツミルクを多用するため、まろやかな味わい。米も、細長くてパラパラとしたインディカ米ではなく、日本の米に似た丸い米などを使う店が多いとか。比較的日本人の口になじみやすい味です!気になる「ミールス」の中身
「サンバル」は南インドの味噌汁ともいうべき「ミールス」には欠かせないスープ。季節に応じて様々な野菜をチョイスし、豆やスパイスと一緒に煮込みます。「ラッサム」はトマトやタマリンドという酸味の強い果物を胡椒などで味付けして煮た、かなり辛くてすっぱいスープです。これも「ミールス」には欠かせない存在。
さらに「ポリヤル」という野菜の炒め蒸しや「クートゥ」というココナッツミルク風味の野菜の煮物、「ライタ」というヨーグルト風味のサラダも定番。そのほか箸休め的存在として、ほんのり塩味でパリパリの薄焼き煎餅のような「パパド」やピクルス、「チャトニ(チャツネ)」などもおなじみ。またライスにも「ポディ」と呼ばれるスパイスや豆を砕いたふりかけや、「ギー」というバターに似たオイルをふりかけて食べたりします。
いかがですか? 「ミールス」は大衆食のため至るところに店がありますが、おいしい「ミールス」の店は食事時になるとたいてい大混雑するので、地元での評価は分かりやすいですよ!
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