硫黄の匂いが立ち込める露天スタイルの共同浴場
ヒマラヤの麓に位置する、インド有数の避暑地マナリ。その近郊には温泉が沸く村が点在しています。その中でもバシシュト村は、温泉に浸かれる場所で、比較的アクセスしやすいこともあって多くの旅行者が訪れる村です。村の中心地にある寺院の中に、硫黄の匂いが立ち込める露天スタイルの共同浴場があります。真夏の時期でも夜はかなり冷えるマナリ周辺。地元の人々は積極的にこの共同浴場を利用しています。女性は入浴ついでに洗い場で洗濯などもしており、日本のマナーからはちょっと外れるかも知れませんが、日常生活が垣間見える楽しいところ。ちなみに湯船の温度はかなり高めです。
常道浴場のルールは水着の着用
この共同浴場は基本的に誰でも入れるようで、履物を預ける時の小銭以外は、とくに入浴料金など必要ありません。しかしルールがひとつあり、必ず下着を着けて入浴します。外国人は水着を着用することが多いよう。また、寺院の中にあるので、利用させてもらった感謝の気持ちを込めて賽銭をしておくとよさそうです。のんびりするのに最適なスポット
インド人観光客でごった返すマナリや、世界中の旅行者が集まる旧市街のオールドマナリに比べると、なんとも静かで落ち着いた雰囲気のバシシュト村。温泉以外にはこれといって何かあるわけではありませんが、連なる山々や渓谷の眺めが美しく、のんびりするのにぴったりな場所です。バシシュト村以外にも…
マナリからほど近いパールヴァティー渓谷には、温泉が沸く村があります。そのひとつ、マニカランはシク教徒に人気の巡礼地。そしてもうひとつおすすめなのが、キリガンガ。最寄のバス停から山道を4、5時間ほど登ったところにある秘湯です。きちんと登山の装備をして出かけないと厳しいところではありますが、絶景が楽しめます。温泉好きな方は、ぜひそちらへも足を伸ばしてください!※データは記事公開時点のものです。