「セガンティーニヒュッテ」から見る渓谷の景色は圧巻
スイスといえば、マッターホルンやアイガーでのハイキング! もちろんそれらの山々はとても美しく、ハイキングコースとしても有名なのですが、スイス南東部の街サンモリッツ周辺のハイキングコースもとっても素敵なんですよ。今回は、その中でも私のお勧めのコース【ムオタスムラーユ~セガンティーニヒュッテ ハイキング】をご紹介したいと思います。
まずサンモリッツ駅から電車でサメーダンあるいはポントレジーナヘ向かいます。電車を降りてプントムラーユ駅舎からすぐのケーブルカーで外の景色を堪能しながらムオタスムラーユへと上り、画家ジョヴァンニ・セガンティーニ(Giovanni Segantini、1858年1月15日 - 1899年9月28日)が過ごした山頂のヒュッテを経由し、ポントレジーナへと下るルートがこちらのコースの道順です。
歩行距離約7km、高低差400m、所要時間が4時間前後の中級コースです(もちろん初心者の方でもゆっくりと進めば楽しめるコースです)。
こちらのコースの見どころが、「セガンティーニヒュッテ」です。
標高2731mの場所にあるこちらのヒュッテ(小屋)は、イタリアの画家セガンティーニが晩年暮らしたとされています。彼はアルプスの素晴らしい風景に魅せられ、それを題材とした絵画を残し、アルプスの画家として多くの人々に知られています。
現在ではこのヒュッテは一般の登山者を対象に軽食やドリンクを提供しており、このヒュッテからみる渓谷の景色は圧巻の一言。大自然によって作りだされたU字谷を堪能しながらのランチがお勧めです。