景色の「きれい」だけではない大切なことを教えてくれる「戦争博物館」

 

 

 

 

 

 

ドゥブロヴニク北のスルジ山の山頂には、「戦争博物館」があります。山頂にそびえる要塞跡が博物館としてそのまま残されていて、壁や床に銃弾の跡が生々しく残っています。

1991年からの旧ユーゴ内戦時の写真や映像、実際に使われた武器などが展示されています。戦車は第二次世界大戦時のものを使っていたよう。内戦の映像がカラーでごくごく最近だったことを実感します。結局、テープが一周するまで映像を見ていました。

この戦争博物館のあるスルジ山へは、ロープウェイを使って行くことが出来ます。15分に一度の運行です。このロープウェイも、内戦の爆撃によって破壊され最近まで使うことができませんでした。2009年に復活し、爆撃された様子や建設途中の写真などが飾ってありました。

登山道もあるので、歩いても行くことができますが、歩いている人はほとんどいませんでした。歩くと40分くらいかかるそうです。

頂上には大きな十字架が立っていて、ドゥブロヴニクの美しい全景を見渡すことができます。山の反対側は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ。賑やかなアドリア海のギャップを感じます。

戦争博物館を見学し、内戦の廃墟などを通りました。この内戦によって、ドゥブロヴニクの街の70%が被害を受けたそうです。それから、わずか十数年でここまできれいに美しく修復した人々の力はすごいですね。

戦争博物館は、ドブロブニクの歴史について考えさせられ、「きれい」だけではない大切なことを教えてもらえるような場所です。スルジ山へ登頂した際に、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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