穴場中の穴場 「ワルシャワ大学図書館」
1816年に設立されたポーランド最大の大学であり、ヤゲウォ大学、アダム・ミツィエヴィチ大学などと並んで、ポーランドきっての名門大学であるワルシャワ大学。実は1900年代初頭から日本語・日本文化に関する研究が行われ、第一次世界大戦後には日本学科が設置された、日本と関わりが深い大学であることはあまり知られていませんが、1999年に完成した同大学の図書館が他に類を見ないユニークな図書館であることは、さらに知られていません。
通常、図書館と言えば、本を読んだり、調べ物をしたり、勉強したり、とにかく静謐で厳粛な空間を思い浮かべると思いますが、ワルシャワ大学の図書館はそれだけじゃないんです。
館内には本屋、カフェ、ゲームセンター、ボーリング場、レストラン、キッズ・スペースと、図書館というよりは娯楽複合施設といった感じで、建物自体もガラスを多用したモダンなデザインで、図書館とは思えません。
しかし、この図書館の最も注目すべきは、建物の横と屋上に造られた美しい庭園です。総面積1ヘクタールにも及ぶ庭園は、屋上庭園としてはヨーロッパ最大。
園内には小川が流れ、緑が生い茂り、花々が咲き乱れるさまは一幅の絵画を見てるかのような素晴らしい眺めです。旧市街から簡単に歩いて行けるので、ワルシャワ観光の際はぜひお立ち寄りを。
■ワルシャワ大学図書館
・住所:ul. Dobra 56/66, 00-312 Warszawa
・電話:+48 (0)22 552 5918
・営業時間:
【5月~9月】9:00~20:00
【4月・10月】9:00~18:00
【11月~3月】9:00~15:00(屋上へは上がれません)
・定休日:無休
・入場料:無料
・アクセス:バス停「Biblioteka Uniwersytecka」目の前
・URL:http://www.buw.uw.edu.pl/
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