カンボジアの本気と活気が垣間見える「オールドマーケット」
皆さんはカンボジアの観光スポットといえば、アンコールワットを含めた遺跡群を思い浮かべるのではないでしょうか。わたしももちろん、その遺跡群を目当てにカンボジアを旅行したのですが、カンボジアという国が今どんな状況にあるのか、それも見ておきたいところです。
カンボジアは長らく内戦で苦しみ傷ついた国です。しかしわたしが4年前に旅したそこは、傷をいやし、経験を経てよりたくましくなって、観光立国として立ち上がろうといている気概に満ちた国でした。
その活気を一番感じるのが、「オールドマーケット」です。
シェムリアップ川のほとりにあるオールドマーケットは、想像していたよりも小さい建物でしたが、カンボジアのお土産物から日用品までなんでもそろいます。焼物、遺跡や仏像のレプリカ、布と、各店それぞれ得意分野はあるものの、飛びぬけて珍しいというものはありません。
それよりわたしが感動したのは、道端や側溝などにほとんどゴミが落ちていないことです。店にもよるでしょうが、商品にもほこりひとつなし。商売をする上で、整理整頓、掃除は基本だと思います。それをきちんと実践しているこの市場に、カンボジアの本気がうかがえると思うのは、うがちすぎでしょうか?
カンボジアの人々の活気は、のんびりとした風情を求めて来られた方には、もしかしたら、当てが外れてがっかりされるのかもしれません。ですが、わたしはこの活気にこそ勇気づけられた気がします。
あなたはどうでしょうか? ぜひカンボジアに行って、ご自身の目で確かめてみてはいかがでしょうか。
■オールドマーケット
住所:Old Market Area, Siem Reap
営業:売り場によって異なる。だいたい早朝から19:30頃まで
定休:無休