プリザーブドフラワーにおすすめの花
手作りすれば、どんな植物でもプリザーブドフラワーに出来るのでしょうか?実は、向き不向きの花材があるんです。
加工しやすいのは、バラやカーネーション、ランのように花びらが多く厚くしっかりした花です。
逆に不向きなのは、花の元の形が保ちにくく、また花びらが外れてしまいやすい花です。サクラやハイビスカスなどは花びらが1枚で薄く、加工するときに花びらが外れてしまいやすいのです。ただ、花びらが薄くても、八重咲きのサクラやトルコキキョウなどを使うときれいに作れます。
<目次>
花屋さんをチェック!
プリザーブドフラワーにするお花も、生き生きとしたものを選ぶことが大切です。「後で染めてしまうから古いお花でもいいんじゃない?」は大きな誤解。いい花材を手に入れるのが、完成度の高いプリザーブドフラワーを作る第一歩なのです。一般には花屋さんで花を買いますから、花への愛情のある花屋さんを知ることは、いい花を手に入れることにつながります。花屋さんではこんなことをチェックしてみてください。
●花の仕入れ日を知る
花屋さんは毎日市場で花を仕入れてくるとは限りません。仕入れてきた時に買えば、より新鮮な花を手に入れられますよね。店員さんに「切り花が店頭に並ぶのは何曜日ですか?」と聞いてみましょう。
●葉の手入れをチック
花は葉から傷んできます。手入れを怠る花屋さんは、枯れた葉がついたままだったり、水がにごったままだったり。これでは花も元気がなくなってしまいます。
●旬の花がそろっているか
旬の花がきれいに陳列されているかどうかも重要なチェックポイント。やはり旬の花はより生き生きとしています。
●店員さんに花の知識があるか
プリザーブドフラワーは、花の種類によって仕上がりが違います。花のブランドや産地をよく知っている店員さんがいる花屋さんがいいですね。手入れの仕方などを聞いてみて、しっかり答えてもらえるか確認してみましょう。
花を見極めるチェックポイント
では実際にプリザーブドフラワーにする花を選ぶときには何をチェックすればよいでしょうか?花の形や色などをじっくり眺めていると、その花の魅力が見えてくるはずです。花とじっくり向き合って、長持ちする新鮮な花を選びましょう。
●花
- 花びらに傷がなく、ふっくらとしているものを選ぶ
- メシベが色鮮やかなものは、花も新鮮
- 花びらの先が透けたようになっているのは古い証拠
- 花びらの付け根や裏側が茶色くなっているものは避ける
- 緑色で瑞々しければ、花も新鮮
- 切れていたり、茶色くなっているものは避ける
- バラでガクが反っているものは、あと2~3日で花が散り始めてしまう
- キズがないかを確認
- 切り口が黒ずんでいるものは古い証拠
- ハリがあってシャキッとしているものを選ぶ
- 折れていたりキズがついているのは扱いが悪い証拠
- 茶色くなっていたり、色あせているものは避ける
あなたが心を込めてつくるプリザーブドフラワーにふさわしい花を、しっかり見極めてくださいね。
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