沼尻氏あってこそのウェスティンホテル東京のレストラン
■ガイド:テラスの特徴は何ですか?
■沼尻氏:
料理に関しては旬の野菜を使っているのが特徴です。野菜で季節感を演出しています。22階にあるヨーロピアンコンチネンタルレストラン「ビクターズ」でも、東京野菜を中心とした軽くてヘルシーな料理を出していて、女性のお客様からとても好評を得ています。デザートにも非常にこだわっています。ブッフェでも全てイチから作っていて、テイクアウト「ウェスティン デリ」で販売しているものと同じものを提供しています。
■ガイド:
テラスがリニューアルした時にこだわったことはありますか?
■沼尻氏:
ブッフェ台にはとてもこだわりました。ブッフェが進んでいるシンガポールに足を運んで研究しました。当時ではまだ珍しかったIHも取り入れて見た目も美しくしたり、デザートアトリエのショーケースで冷気を還流させて、おいしい状態を保つようにしたりしています。私が自分でデザインもしました。それくらい、こだわりを持って造ったものです。
出来立ての肉料理が特におすすめ
■ガイド:オペレーションで大切にしていることはありますか?
■沼尻氏:
オープンキッチンでお客様とご対面して、出来立てをご提供するようにしています。必ずお客様の様子を見ながらギリギリのところで料理を仕上げて、最高の状態でお届けするようにしています。
■ガイド:
自慢のメニューは何ですか?
■沼尻氏:
肉料理は特に力を入れているのでおすすめです。昼はラム、ターキー、チキンなどを用意していて、夜にはローストビーフをご用意しています。
デザートブッフェでは、焼き立てのスフレをテーブルまで運んでいます。スフレは他に先駆けて始めてご好評いただいているので、ずっとご提供しています。意外なところでは、カレーにもこだわっていて、とてもおいしいです。デミグラスを入れているので、非常にコクがあります。
お客様に何度でも通っていいただけるブッフェ
■ガイド:今後何か考えていることはありますか?
■沼尻氏:
ハード面は変更できないので、内容をよくしていきたいと思っています。メニューをローテーションして、色々なものをお客様に食べていただきたいです。パエリアやピッツァも新しくなっていますし、パンも毎月替えています。デザートブッフェも開始当初はあまり奮いませんでした。ですが、こういった改善を繰り返していった結果、多くのお客様にご満足いただけるようになりました。
■ガイド:
お客様にメッセージはありますか?
■沼尻氏:
テラスのブッフェは非常に品数が多いです。野菜もたくさん取り入れて、体に負担の少ないものをご用意しています。何度も通っていただいて色々な料理を食べていただけたら幸いです。
次は、エグゼクティブペストリーシェフである鈴木一夫氏のインタビューです。