芸能人でなくても歯が命!
特に雑誌などで笑顔のアップを撮影されることの多いモデルさんや、映画やCM撮影などで台詞を話したりする場面を撮られる女優さんや俳優さん、TV番組やプロモーションビデオなどで歌っている時のアップを撮られることの多い歌手の方々…皆さん、高い意識を持って頻繁に審美歯科に治療に通われています。
そんな方々の口元を治療する際の流れなどをご紹介していきます。
まずは前歯から
まずは笑った時にもっとも目立つ、上下の前歯から治療を行います。歯並びや歯の形をまとめてキレイにしたい場合には、オールセラミッククラウンによる治療を、あまり歯を削らず、細かな調整のみの場合にはラミネートベニアという治療を行います。
オールセラミッククラウンの治療の場合には、歯の周囲をぐるりと削り、オールセラミックで作られたクラウン(被せ物)をセットします。
歯の色はもちろん、歯並びや歯の大きさなども同時に整えることができます。
ラミネート治療の場合には、歯の表面のみを薄く削り、セラミックで作られたシェル(薄片)を貼り付けます。
クラウン治療よりも整えることの出来る範囲は狭まりますが、あまり歯を削りたく無い方や、テトラサイクリン歯(幼少の頃の抗生物質の接種等により、歯に縞模様が出来る状態)でお悩みの方に最適な治療法です。
これらの治療で使われるオールセラミックという素材は透明度が高く、白く明るく、天然の歯に近い自然な色味を持っているので、芸能人の方々にも好評です。
長期的に変色や歯ぐきの黒ずみを引き起こさない素材ですので、いつまでも明るく美しい歯をキープすることが可能です。
また、特に誌面映りや画面映りを考慮して、芸能人の方々は一般の方々に比べて、白く明るい歯にそろえる傾向があります。
歯が白く明るい方が、お顔全体も明るく、若々しく見えますので、そうした効果も得ることが出来ます。
次は下の奥歯
次に口を大きく開けたときなどに見える、下の奥歯を治療していきます。金属の詰め物が入っている場合などには取り除き、白いセラミックインレーなどで治療を行います。
歯が根元から失われている場合には、インプラント治療を行います。
人工の歯根(インプラント)を歯ぐきに埋入し、上部に人工の歯をオールセラミックで作りセットします。
奥歯は特に、審美面以外にも噛み合わせの機能面も重要で、 細かいチェックや調整を行いながら、治療を進めていきます。
次ページでは、上の奥歯の治療やメンテナンスについてご説明します。