歯・口の病気/審美歯科

芸能人の審美歯科治療とは(2ページ目)

芸能人の審美歯科治療について、治療の流れや芸能人ならではの治療ポイント、一般にも普及し始めた特殊素材などをご紹介しています。

石井 府中

執筆者:石井 府中

歯科医 / 審美歯科ガイド


仕上げに上の奥歯

口元全体の治療の総仕上げとして、上の奥歯をキレイにしていきます。
笑った時などに、横から見えてしまう部分です。
特に金属の被せ物をされている方が、白いものに替えたいとご希望されるケースが多いです。

上下の奥歯はどちらとも、口の奥になり、歯に影が掛かる部分です。
前歯と奥歯を同じ色にそろえてしまうと奥歯がくすんで見えてしまいますので、芸能人の方々は、クラウンでも詰め物でも、特に奥歯は前歯よりも明るい色に仕上げることが多く、そうすることで口元全体を明るく見せる効果が得られます。

このような流れで治療を行っていきますが、治療で使用するクラウンの色味は、治療の一番始めに行うホワイトニング後の色味に合わせます。

歯の白さを示すシェードガイドによる明るさベースで、色が3段階違うと、見た目年齢が10歳くらいの差が出てくることがあります。
そのため、セラミック治療前にホワイトニング治療で色をしっかりと白く明るくすることが大切で、その色味に合わせたセラミックをセットしていく流れになります。

定期的なメンテナンス

どんな審美歯科治療でも、定期的にメンテナンスを行うことがとても大切です。

ホワイトニングであれば、しっかりと白さを定着させ、明るさをキープするためにオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを繰り返します。
ライブ前や撮影前に、ホワイトニングにいらっしゃる芸能人の方々も多くいらっしゃいます。

またセラミックやインプラント治療であれば、半年に1回程度の噛み合わせのチェックや、歯面の清掃・ツヤ出しなどを行います。

このように、一生ものの治療をキレイな状態にキープするには、定期的なチェックをお勧めします。


《終わりに》
最近ではスーパーホワイトセラミックという治療方法の出現により、芸能人ではない一般の方の間でも、 芸能人と同じ明るさをベースとした治療を希望される方が増えてきています。
これは、より白く明るい口元を手に入れたいという美意識の高さの表れだと思います。
「芸能人でなくても歯が命!」ですね。
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