肉汁が溢れだす看板メニュー 「蟹入り小龍包」
いまやアメリカの全体の人口に対し約5パーセントがアジア系アメリカ人。その5パーセントのうち4分の1が中国系アメリカ人だといわれています。アメリカの都市には必ずと言っていいほど大規模なチャイナタウンが存在します。どのチャイナタウンも18世紀から19世紀半ばにかけて形成されたもので、ちょうど、移民として彼らがこの地を踏んだ瞬間と重なります。
世界屈指のメトロポリス、ニューヨークにあるチャイナタウンは、味、パフォーマンス共にレベルが高いと定評です。洗練されたレストランも多く点在し、有名人もお忍びで訪れることもあるとか。
なかでも人気な店が「蟹入り小龍包」でおなじみの「Joe's Shanghai」。この店の開業は1995年と意外に浅いですが、ニューヨークに他に2店舗、また日本に3店舗を展開するほどの人気で、食事時は行列必死です。
チャイナタウン店では、注文しなくても、「蟹入り小龍包」が出てきます。それほど自信の看板メニューで、ここへ来てこれを食べないなんてことは、あり得ないのです。赤みがかった皮は、蟹が練りこまれているためです。
皮はしっかりとしているのにつるりと柔らかく、口に含むとあつあつジューシーな肉汁があふれ出します。少しお醤油をたらせば、アジアの味にほっとします。
■Joe's Shanghai(ジョーズ・シャンハイ)
住所:9 Pell Street ,New York, New York 10013, Chinatown, NYC
電話:212-233-8888
営業時間:11:00~23:00
アクセス:地下鉄「Canal Street」より徒歩10分
URL: http://www.joeshanghairestaurants.com/
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