いくら時を経ようが新鮮さの失せないデザインである。
新鮮さというより恐怖心や好奇心の中にかならずあるアノ一瞬の・真・空・状態のような・・・・そんなデザインの時計である。
倉俣さん著の『未現像の風景』という本の中にこんなくだりがある・・・・・・
「急に死にそうになる。苦しくてただただ暗くなってゆく。ものすごく恐ろしい。闇にどんどんひきこまれてゆく。
円塔のような漆黒の闇の中を、ものすごいスピード(スピード感覚はないが)で、じぶんは動くのではなく停止しながら、トンネルが移動してゆくという感じでどこかを、回っている。
・・・中略・・・はっと気がつくと、音が全然ない無響の世界で、また違う恐怖感におそわれて、目がさめました。」
『イスから時計』まで、インテリアアイテムは全てファニチャーである。
何気ないモノの中にデザインの意志があり、意味がある・・・・・コダワリの逸品には思いがあり、記憶がある。
◎商品名 :掛時計 2082-7 通称名=小倉俣
(ショップではコクラマタと呼ぶそうです・・・とショップの間宮さん)
◎サイズ :170×170×50
◎カラーリング :フレーム・シルバー(アルミ・アルマイト仕上げ)、長針短針・ホワイト、秒針・ブルーとレッドの2種類
◎値段 :\20,000-
◎購入ショップ :SPIRAL
◎参考図書 :『未現像の風景』倉俣史朗著 住まいの図書館出版局発行
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■#04/『どう使う?海藻スクリーン:Algue』
■#03/『グリコのオマケ:鉄人28号』
■#02/『小クラマタ、見参!』
■#01/『ミニチェアー:バンブーチェアー』
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