デジタルビデオカメラ/デジタルビデオカメラレビュー

ワンランク上の映像を楽しむ iVIS HF G20 レビュー(2ページ目)

キヤノンのハイアマチュア向けビデオカメラとして「HF G10」が人気でしたが、その後継機『iVIS HF G20』が登場しました。その概要をまとめてみました

阿部 信行

執筆者:阿部 信行

デジタルビデオガイド


ワンランク上の高品位な映像が楽しめる

HF G20には、プロ用のビデオカメラに搭載されているのと同じCMOSセンサー「HD CMOS PRO」を搭載しています。前機種のHF G10が約1.5lux(ルックス) だったのに対し、HF G20は約1.2luxへと向上しています。これによって、暗い場所での撮影映像も、ノイズが少なくきれいな映像が得られるようになりました。

街灯での雪景色でも、ノイズが低減されている

街灯での雪景色でも、ノイズが低減されている


上の画面は、夜の雪景色を街灯の明かりで撮ったものです。通常であれば、雪の部分にはノイズが目立つのですが、HF G20はしっかりとノイズが低減されているのがわかります。

また、広いダイナミックレンジにより、明暗差の大きいシーンでも、明るい部分の白とびや暗い部分の黒つぶれ、そしてノイズの少ない滑らかな快調で自然な色調の映像が手に入れられます。

白とびや黒つぶれのない映像が得られる

白とびや黒つぶれのない映像が得られる


パリア付きのレンズフードを装備

日中での撮影に関しても、不要な外光の写り込みを防ぐために、大型レンズフードが標準装備されています。これも前機種から改善されており、レンズバリアを内蔵したスピーディな開閉動作が可能になりました。

HF G10では、着脱式のレンズキャップでしたが、HF G20では、レンズフード側面にあるスライドを上下することで、レンズバリアが開閉されるようになり、開閉がスピーディになっただけでなく、レンズキャップを紛失することもなくなりました。

実際に撮影を行っていると、これまではレンズキャップの取り扱いが面倒だっただけに、撮影に集中できました。

レンズバリアを閉じた状態

レンズバリアを閉じた状態

レンズバリアを開けた状態

レンズバリアを開けた状態


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