ベビーモードは大人にも嬉しい機能
赤ちゃんや子供のビデオ撮影で肝心なことは、「その瞬間を逃さない」ということです。たとえば、目を開いた、初めて立ったといった瞬間から、食べながら寝てしまった、ハイハイしていて転げたなどなど、毎日のハプニングには事欠きません。そんなときに役立たせるために搭載されたのが「ベビーモード」です。
メニューからベビーモードを選択
●ワンアクションで起動が使いやすい
ベビーモードというわけではないのですが、液晶パネルの開閉と電源のON/OFFが連動し、パネルを開くとワンアクションで素早く起動するのは便利ですね。「アドバンスドクイックスタート」という機能ですが、今回はねこの最適ショットをとるときに、スピーディな起動で可愛いシーンを撮ることができました。
本体にも電源のON/OFFスイッチがある。そにれしても、ボタン類が少なく、スッキリとしたボディ
●プレRECでチャンスを取り戻す
それでも、撮影に間に合わないという瞬間もあります。でも大丈夫。新機能の「プレREC」は、録画ボタンを押す3秒前から映像を記録するので、突然「その瞬間」が訪れて撮り遅れても、3秒前からの姿が記録されるので、取り逃すことがありません。
ペットの撮影では、とくに動作が予測ができないので、こうした機能はとても便利です。
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3秒前から映像記録してくれる「プレREC」で、その瞬間を逃さない3秒前から映像記録してくれる「プレREC」で、その瞬間を逃さない
●オリジナルスタンプで成長記録
ベビーモードでは、登録した誕生日から生後日数を計算してデコレーション機能に追加し、スタンプとして利用できます。手動で身長・体重も入力でき、スタンプ可能です。もちろん、これはペットの生後日数にも活用可能です。
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ペットの生後日数でオリジナルスタンプを利用
●ベビーモードをON/OFFする
ベビーモードで撮影した映像は、「ベビーアルバム」に時系列で保存されます。他の映像とは区別して保存されるので、映像管理がとても楽です。
たとえば、日常の映像は普通モードで、ペットの映像はベビーモードで撮影すれば、ペットだけの映像でDVDビデオを作ったりするときに、映像管理が楽にできます。
なお、ベビーモード時の記録はAVCHDフォーマットのみで、60Pには対応していないなどの制約があります。とくに、この後解説するWi-Fi機能を活用するには、MPEG-4モードでの撮影が必須。そのために、ベビーモードのON/OFFを撮影画面のカスタムボタンに割り振ることも可能です。
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標準モード(AUTO)とベビーモードの切り替えも簡単