美しい景観と遠浅の地形、穏やかな波が特徴 「鵜原海岸」
近場の海に行くなら外房がおススメです。日帰りならば、電車で行きましょう。千葉駅で10時頃の鴨川行き外房線緩行電車だと、丁度お手頃です。海に行く人はもっと早いのに乗るのかもしれませんが、2時間ほど楽しもうとおもえば、丁度いい感じです。夏ならば、南に向かう列車なので、北の青々した空の高みには筋雲が、中空には真っ白な雲、そして緑々の田んぼが広々と続きます。海は近いのですが、太東を過ぎてもまだ見えません。
実は今日は外房に行くとして、どこの海岸かまだ考えていました。九十九里は引き波が荒いから、入り江の海岸がいい。頭には鵜原の海が浮かびました。大原が過ぎ、御宿、勝浦と進んでようやく海が見えて来ます。鵜原駅で降りて、なだらかな坂を下り、町中を過ぎると、海岸に出ます。柔らかい白い弓なりの海岸です。
数軒の海の家は繁盛しているようです。白いビーチパラソルを1500円で借りると好きなところに若い衆が穴を掘って立ててくれます。ビーチチェアもひとつ付いていて、なんともリゾートしています。有料シャワーを備えた監視小屋なら着替えだけならタダでいいよというので、お借りしました。ボディーボードは1時間700円、全日2000円というレンタル料。
透明な海水に細かく砂が揺れていています。サーフィンと海水浴場がロープでエリア分けがされ、ライフガードがボードでパトロールしていて、安全な海岸です。海から岸を振り返ると浜辺にいた海水浴客は減り、駐車場も空き空きになっています。随分、品川や横浜ナンバーもいたから、これから帰り道、他人事ながらぞっとします。
駅に着くと、ホームには数人の客がいて、丁度千葉行きの緩行電車が入って来ました。車内はガラガラです。日焼けと大ビンで気持ちいい帰りの電車です。西日が右の窓から入り、左の窓へと抜けて行きます。
■鵜原海岸
問合せ先:鵜原観光案内所(0470-76-0436)、観光商工課観光商工係(0470-73-6641)
URL:http://www.city.katsuura.chiba.jp/beach/ubara.html