テクノポップ/海外のテクノポップ

世界の渋谷系を巡る(1)~ラテン編(4ページ目)

世界の渋谷系というのは相当矛盾したタイトルなのかもしれませんが、渋谷系と繋がったり、その空気を共有する海外アーティスト達を集めてみました。第1弾は、欧州、南米のラテン系特集です。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

ブラジルの渋谷系

何故か、ラテン系の人達が渋谷系に通じる現象がありますが、南米の音楽大国、ブラジルも例外ではありません。ブラジルでもかなり知名度があるPato Fuです。1993年にデビューしたバンドなので、渋谷系に影響を受けたというよりも、だんだん同期していったという方が妥当でしょう。Pato Fuの代表作かつ渋谷系の色彩が強いアルバムが、『Isopor』(1999年)。 紅一点ヴォーカルのフェルナンダ・タカイ(Fernanda Takai)が、日系ブラジル人であることにも関係しているのでしょうが、 日本語で歌唱した異色ナンバーが、「Made In Japan」。サウンド的にもピコピコした渋谷系で、ブラジルで先に花咲いたフューチャーポップって感じです。

Made In Japan(YouTube)

ISOPOR (2008 edition)
isopor

Isopor




 
アルバム『Musica de Brinquedo』(2010年)でも、ピチカート・ファイヴの代表曲「ツイギー・ツイギー」を収録。ライヴでは、野宮真貴との共演もあります。

Musica de Brinquedo
musicadebrinquedo

Musica de Brinquedo




 
ここで第1弾終了です。次はアジアの渋谷系をさらに発掘していきます。
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