テクノポップ/海外のテクノポップ

世界の渋谷系を巡る(1)~ラテン編(3ページ目)

世界の渋谷系というのは相当矛盾したタイトルなのかもしれませんが、渋谷系と繋がったり、その空気を共有する海外アーティスト達を集めてみました。第1弾は、欧州、南米のラテン系特集です。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

イタリアの渋谷系

イタリアのVIP200は、『PSICOEROTICA』(2002年)でデビュー。サウンド的にはピチカート・ファイヴに通じるものがあります。また、それが偶然でない証拠に、野宮真貴の『miss maki nomiya sings』(2000年)には、アレンジで参加しています。彼らは、モトローラのCM曲「Tre Parole」もやっていますが、この辺りを聴いて頂けると言わんとする事が理解してもらえるはずです。

Tre Parole(YouTube)

サイコエロティカ
psicoerotica

PSICOEROTICA




 
VIP200のメンバーでもあるDoktor Zoilの『RiviERA BOOGiE』(2003年)では、日本盤のみ収録の沢田研二のテクノ歌謡「TOKIO」をカヴァーしています。

TOKIO(YouTube)

リビエラ・ブギ
rivieraboogie

RiviERA BOOGiE



 

アルゼンチンの渋谷系

欧州から南米に行きましょう。アルゼンチンのModularはその名からも電子音響的ですが、渋谷系的な空気があります。2000年に結成され、現在まで6枚のアルバムをリリースしていますが、5枚目のアルバム『Fantasias De Un Robot Psicodelico(ロボットのサイケデリックな空想)』(2009年)に収録の「Playa Biquini(ビキニ・ビーチ)」などは、60年代的美学に基づいたレトロフューチャーな世界観で統一されています。ジャケからもそのこだわりが伝わります。

Playa Biquini(YouTube)

Fantasias De Un Robot Psicodelico
fantasiasdeunrobotpsicodelico

Fantasias De Un Robot Psicodelico


 

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