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星川、2000年以降人口増が続く横浜至近の街(2ページ目)

横浜から相模鉄道本線快速で1駅、5分。星川(保土ヶ谷)は工場街が再開発され、2000年以降人口増が続く街。足回りはもちろん、生活の利便性も高い街の様子を見てきました。

中川 寛子

執筆者:中川 寛子

住みやすい街選び(首都圏)ガイド


駅近、平坦なマンション中心エリアに
丘陵部の一戸建てエリアが併存

南側の傾斜地

駅から南側方向を見たところ。急な坂の上にマンション、一戸建てが並んでいるのが分かる(クリックで拡大)

住宅はおおまかに2種類に分けられます。ひとつは大正から昭和初期に開発された、主に駅南側の丘陵部の住宅街。星川の場合、特に駅周辺には工場が集まっていたことから、それよりも遠い場所に住宅が作られました。こうしたエリアでは古い桜並木なども残っており、学校なども多く、静かな雰囲気です。

 

マンションエリア

区役所のある通り沿いと国道16号の間はマンションエリア(クリックで拡大)

もうひとつは平成に入ってから開発された駅北側の、帷子川から国道16号にかけての平坦な低地に建てられたマンション。このエリアでは駅のすぐ近くで今でも分譲、建設が進んでおり、駅近くに住みたい人には探しやすい場所となっています。こちら側も駅から遠ざかると、高台の一戸建て中心の地域があり、急な坂で隔てられています。

 

傾斜地

駅近くの平坦地から見た南側の高台。眺望、日照などには恵まれるが、坂の上り下りを伴う(クリックで拡大)

さて、住宅相場ですが、まず新築マンションは70平米前後のファミリータイプより広めが中心で、価格は駅からの距離によって3000~4000万円と幅があります。駅から数分程度であれば、当然高くなりますし、離れればその分、安くなります。ただ、駅南側の場合、星川駅から徒歩10数分エリアはJR東海道線保土ヶ谷駅も利用できるため、一概に不便とも言えないようです。

 

一戸建て建設中

一戸建ての建設現場では戸数の少ないケースが大半。まとまった土地がないのが理由(クリックで拡大)

新築建売一戸建ては土地面積100平米超の4LDKで4000~5000万円。もう少し狭い物件であれば3000万円台もあります。価格的には新築マンション、新築建売一戸建てともにさほど差はないので、あとはどのような暮らしを望むか、生活のリズムや仕事の忙しさなどから選択ということになろうかと思います。場所によってはかなり急坂もあるため、そのあたり、現地をよく見て、何度か歩いてみる必要もあろうかと思われます。

 

住宅街

アパートは国道16号を渡った辺りや天王町に向かうエリアなどに多い(クリックで拡大)

賃貸はマンションでワンルーム5万円台、2DKで8万円台、3DKで9万円台と言ったところ。アパートになると、2DK、3DKは1万円程度安くなります。

 

相鉄線

横浜勤務の人であれば、相鉄線は選択肢のひとつ。沿線には他にも住宅供給の多い街もあり、一度見学してみては?(クリックで拡大)

足回りが良く、生活も便利な星川。新築マンション供給は一段落のようですが、今後とも供給は続くはずですので、横浜勤務の人なら一度は訪れてみても良い場所かもしれません。

 


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