駅近、平坦なマンション中心エリアに
丘陵部の一戸建てエリアが併存
住宅はおおまかに2種類に分けられます。ひとつは大正から昭和初期に開発された、主に駅南側の丘陵部の住宅街。星川の場合、特に駅周辺には工場が集まっていたことから、それよりも遠い場所に住宅が作られました。こうしたエリアでは古い桜並木なども残っており、学校なども多く、静かな雰囲気です。
もうひとつは平成に入ってから開発された駅北側の、帷子川から国道16号にかけての平坦な低地に建てられたマンション。このエリアでは駅のすぐ近くで今でも分譲、建設が進んでおり、駅近くに住みたい人には探しやすい場所となっています。こちら側も駅から遠ざかると、高台の一戸建て中心の地域があり、急な坂で隔てられています。
さて、住宅相場ですが、まず新築マンションは70平米前後のファミリータイプより広めが中心で、価格は駅からの距離によって3000~4000万円と幅があります。駅から数分程度であれば、当然高くなりますし、離れればその分、安くなります。ただ、駅南側の場合、星川駅から徒歩10数分エリアはJR東海道線保土ヶ谷駅も利用できるため、一概に不便とも言えないようです。
新築建売一戸建ては土地面積100平米超の4LDKで4000~5000万円。もう少し狭い物件であれば3000万円台もあります。価格的には新築マンション、新築建売一戸建てともにさほど差はないので、あとはどのような暮らしを望むか、生活のリズムや仕事の忙しさなどから選択ということになろうかと思います。場所によってはかなり急坂もあるため、そのあたり、現地をよく見て、何度か歩いてみる必要もあろうかと思われます。
賃貸はマンションでワンルーム5万円台、2DKで8万円台、3DKで9万円台と言ったところ。アパートになると、2DK、3DKは1万円程度安くなります。
足回りが良く、生活も便利な星川。新築マンション供給は一段落のようですが、今後とも供給は続くはずですので、横浜勤務の人なら一度は訪れてみても良い場所かもしれません。